こんにちは。
@OfficeTAKUです。

記憶に新しいPC遠隔操作事件。

技術的側面は別として、ここでも浮かび上がってきたのが、警察の強引な操作・取調べ。
冤罪を生む体質が依然として強く残っていることです。
取り調べの可視化を求める声も強くあるものの、未だ実現せぬまま。

そして、秘密保護法が成立してしまいました。

日本は暗黒の社会、戦前のような社会に逆行しつつあります。

「もしも遠隔操作で家族が犯罪者に仕立てられたら ~ネットが生み出すあたらしい冤罪の物語」一田 和樹

そんな今、インターネット上で何らかの表現活動をしている人、特に体制に対しての異議申し立てをしている人たちにはぜひ読んでおいておいてほしいのが本書です。

あるECサイトに不正侵入し個人情報を取得し公開した、として逮捕された父親を息子が手立てを尽くして救う物語。
遠隔操作に関する技術的なことも一般の人にわかるように説明されているため、ちょっと知識があると回りくどく感じる部分もあるが、逆に、あまりコンピュータやネットワークに詳しくない人にも知識を得ながら読むことができると思う。

また、警察の犯罪捜査・取り調べ、現在の司法の問題点がよく描かれている。
取り調べの様子を描写した部分など、以前 取り調べの可視化についての講演会で弁護士さんから聞いた話しそのまま。
決して絵空事の世界ではないことが実感できる。

ブログ、フェイスブック、ツィッター などなど、インターネット上で何らかの表現活動をしていると、知らぬうちに誰かから恨まれている、反感を買っているはず。

そうした悪意と警察のずさんな取り調べが組み合わされば誰でも逮捕され、拘束されてしまう危険性がある。
また、今回の秘密保護法を何が何でも成立させようとする政府の意図をみてもわかる通り、自らの意思に反する者、気に食わぬものは、簡単に証拠をでっち上げ、逮捕・拘禁し、社会から抹殺できてしまう。

特に、遠隔操作など、わかりにくものは、見えにくいものは、でっち上げるには好都合。

もし、万が一、身に覚えもないことで逮捕されたときにどうすればよいか。

インターネット上で、閉鎖的な空間であっても活動している人、特に、思想・信条、政治的な立場を明らかにして日々活動している人は読んでおいて損はない。
読んでおくべき貴重な一冊。
おすすめです。

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