9月28日「プライバシー・デー」の関連書籍と Amazon Kindle日替わりセール

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こんにちは。
@OfficeTAKUです。

9月28日今日は何の日

今日は「プライバシー・デー」です。
1964年9月28日、三島由紀夫の小説『宴のあと』がプライバシーを侵害したとして、有田八郎元外相が作者と発行元の新潮社を訴えていた『宴のあと』事件で、東京地方裁判所が原告勝訴の判決を下しました。

プライバシーと表現の自由の問題が日本の法廷で初めて争われた事件です。
その後のプラバシー侵害の基準ともなった有名な裁判・判決です
※ 「宴のあと」事件　第一審｜憲法学習用基本判決集（須賀博志）

最終的には、控訴中に被告が亡くなり、和解が成立しています。

三島由紀夫と新潮社、という組み合わせなので、それだけでもどうかと思います。
モデル小説だと宣伝して売ったら、そりゃ読む方はそう読むから汚いなぁと思います。

有田八郎さん東京都知事選挙へ革新統一候補として出馬するも、怪文書をばらまかれるなどして落選。
当時の妻、宴のあとのモデルである畔上輝井が有田の選挙資金調達のために料亭を売却しようとしたものの、岸信介（当時首相・いまの総理の祖父）の圧力で頓挫した、という事実に興味をいだきました。

気に食わないものや反対する人は、どんな手を使ってでも潰す、っていうのは、今も昔も変わらぬ権力者の常套手段です。

9月28日「プライバシー・デー」関連書籍・ビデオ

『宴のあと』事件の時代とは違い、格段にプライバシー侵害が顕著な現代。
スノーデンの告発をまだ読んでいない方はぜひ読んでほしいが、スノーデンの著作はこれまでもなんども取り上げたので、スノーデン以外の書籍をピックアップ。

プライバシー関連書籍を Kidle で読む

ケビン・ミトニック『伝説のハッカーが教える超監視社会で身をまもる方法』 Kindle版

ごくごく平凡な一般人である私など、それほど守るべきプライバシー、権力者に魅力のあるプライバシーなどはありませんが、それでも、知識だけは得ておきたいので、これは読んでみたいものです。

ケビン・ミトニック『伝説のハッカーが教える超監視社会で身をまもる方法』 Kindle版

武邑光裕『さよなら、インターネット――GDPRはネットとデータをどう変えるのか』 Kindle版

EU一般データ保護規則（General Data Protection Regulation　略称 GDPR）について解説された書籍。
IPアドレスやCookieも個人情報とみなされることになりました。ヨーロッパの方がよりプライバシーの意識が高いわけです。アメリカ企業のいいなりにはならない、という意思表示かもしれません。
私もGDPRについてはあまり知識がありませんので、もう少し勉強してみたいと思います。

武邑光裕『さよなら、インターネット――GDPRはネットとデータをどう変えるのか』 Kindle版 Kindle版

宮下紘『ビッグデータの支配とプライバシー危機』 (集英社新書) Kindle版

現状をざくっと知るにはこちらの書籍の方がわかりやすいかと思います。

宮下紘『ビッグデータの支配とプライバシー危機』 (集英社新書) Kindle版

『華氏119(字幕版)』 Amazon Prime Video

1984はプライム・ビデオにないし三島由紀夫の映画もあまり、ということで、ある意味現代の世界を象徴する対象を描いたこのドキュメンタリーを。

『華氏119(字幕版)』 Amazon Prime Video

2016年11月9日、ドナルド・トランプは米大統領の勝利を宣言。あのブッシュ政権に突撃した世界的大ヒット作『華氏911』から14年―、今度は現大統領トランプとの宿命の対決が始まる。16年7月、ムーアは「大統領選にトランプが勝利する5つの理由」というエッセイを書き、この暗黒時代を既に予測していた。当選後もトランプは、連日のツイッター炎上、虚言暴言やスキャンダルで、政権はカオス状態に。それにも関わらず、米国だけでなく世界にも影響を及ぼし続けている。なぜ、こんなことに！？実は少数派のみが支持するトランプの政策がアメリカ全土の意志になっていく滑稽な“からくり”とは！？ムーア執念の突撃取材により、驚愕の真実が次々と暴かれていく。(C)2018 Midwestern Films LLC 2018