こんにちは。
@OfficeTAKUです。
電子書籍はその表示のされ方によって2つのタイプがあります。
電子書籍を購入する際は、その違いを知っていないと、後悔することにもなりかねません。
電子書籍の表示形式(作成時のファイル形式の違いでもあります)の違いについて、簡単にご説明したいと思います。
電子書籍の表示形式「リフロー型」と「固定レイアウト型」
電子書籍の表示の形式(出版のファイル形式)として「リフロー型」と「固定レイアウト型」という2つの形式があります。
リフロー型とは?
表示するデバイス(端末、機器)の画面サイズや文字サイズの変更などに合わせて、テキストが流動的に表示される電子書籍の形式です。
文字サイズを大きくすれば、当然1行に入る文字数は少なくなり、行数も少なくなります。文字サイズを小さくすれば、行数も増え、1ページに表示される文字数は多くなります。
しかし、文字サイズを拡大しても縮小しても、文章は途切れなく読めるようになっています。
読んでいる機器の画面サイズが1ページ分で、その中に入る文字数や行数が設定によって変化するのです。
文字を大きくしても、小さくしても、読むことには支障がありません。文章は連続し途切れなく読んでいくことができます。
リフロー型は文字サイズ(や行間)の変更が可能なだけではありません。
などが、可能になります。
ただし、読んでいる機器(デバイス)や読むための(リーダー)アプリケーションによってできない場合もあります。
リフロー型の表示例:Kidle電子書籍リーダー
私の利用している 電子書籍リーダー Kindle では、文字サイズ 1〜14 までの14段階でサイズ変更が可能です。
数字が大きいほど大きく表示されます。
下の写真は文字サイズ5 です。
下の写真は文字サイズ 7 です。
文字サイズが大きくなってもちゃんと文章が繋がって読めることが確認できます。
薄く灰色ががているところが、マーカーを引いたような感じになっています。
これがハイライトという機能です。
自分がハイライトした部分はメモとして保存されます。
そのメモの部分は別に表示でき、その箇所へ移動することも楽にできます。
だれかが、ハイライトした部分は点線が表示されます。
Kindleでこの箇所をハイライトした人が何人いるか表示されます。
固定レイアウト(フィックス)型とは?
紙の本のように1ページは1ページとして固定された形式のものになります。PDFや写真のような感じです。
そのため、拡大すると、画面から切れてしまう部分がでてきます。
スマホやタブレットで読んでいる時は、指でスワイプして移動しながら読む必要がでてきます。
写真集や、雑誌、パソコンのマニュアル本などはこの形式のものが多くなっています。
また、基本的には文字を選択したり、ハイライトしたり、といったことができません。
固定レイアウト型の表示例:Kidle電子書籍リーダー
下の画像は固定レイアウト型書籍の1ページ全体を表示したところです。
下の写真は、ページの上部(写真が表示されている部分)を拡大したところ。
全体的に拡大されたため、画面が切れて下の文章は読めなくなりました。
ページ下部、文章部分を拡大したところ。
一見、読みやすそうではありますが、このまま横へスワイプしていかないと読めません。
まとめ:リフロー型と固定レイアウト型
以上、リフロー型と固定レイアウト型について説明してきました。
最後に特徴とそれぞれのメリット・デメリットをまとめておきます。
リフロー型のメリット・デメリット
リフロー型は文字中心の小説などに向いています。
個人的に嬉しいのは老眼鏡がなくても読める点だったりします。
メリット
デメリット
固定レイアウト型のメリット・デメリット
固定レイアウト型は雑誌やマニュアルなどのように、写真や図版、レイアウトが重視されるものに向いています。
できるだけ大画面で読むことをおすすめします。
メリット
デメリット
これから電子書籍を読んでみよう!と思っている方の参考になると嬉しいです。