IC3認定インストラクタの当サイト管理人 笠木が、 国際的なIT資格IC3 について、その概要から勉強方法まで解説します。
IC3
IC3 (INTERNET AND COMPUTING CORE CERTIFICATION )は、コンピュータやインターネットに関する基礎知識とスキルを総合的に証明できる資格試験。世界150数カ国、25以上の言語で実施されています。累積配信数は450万試験を突破しています。
MOS (Microsoft Office Specialist)を実施している Certiportが実施しています。
IC3の試験は「 コンピューティング ファンダメンタルズ 」 「 キー アプリケーションズ 」「 リビング オンライン 」の3科目で構成され、認定証は3科目全てに合格後に発行されます。
現在受験可能なバージョンは、
IC3 グローバルスタンダード5 (GS5)
IC3 グローバルスタンダード4 (GS4)
IC3の概要
試験科目 |
の3科目。 |
---|---|
試験時間 | 1科目 50分間 |
問題数 | 40〜45問 |
受験料 一般 |
1科目 5,500円(5,000円+消費税10%) 3科目一括 14,850円(13,500円+消費税10%) |
受験料 学生 |
1科目 4,400円(4,000円+消費税10%) 3科目一括 13,200円(12,000円+消費税10%) |
- それぞれ3科目一括料金は3科目同時受験に限ります
※詳細は、公式サイトhttp://ic3.odyssey-com.co.jp/ でお確かめ下さい。
※IC3認定インストラクタリスト に当サイト管理人 笠木も掲載して頂いています。
個人指導も承ります。お気軽にご連絡下さい。連絡先はこちら。
IC3の特徴
コンピューティング ファンダメンタルズ | コンピューターのハードウェア、ソフトウェア、OSに関する知識や操作方法などコンピューター全般の基礎。 |
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リビングオンライン | インターネットやネットワーク環境でのコンピューターの活用に際して必要となる、基本的な知識・操作ルール。 |
キーアプリケーションズ | ワープロ、表計算、プレゼンテーションの基本的な操作スキル。 |
単にアプリケーションの操作スキルだけではなく、現代社会でコンピューターを利用していく上での最低限必要なスキルと知識が身につきます。
ネットワークセキュリティやSNSの利用上の注意なども含まれ、社会人としては最低限もっていなければならない知識になります。
多くの大学や専門学校でも取り入れられ、また、新入社員へ取得を義務付けている企業もあります。
試験内容は?
MOSなどと同じく、CBT(Computer Based Testing)、すべてコンピューター上で行われます。
知識問題は多肢選択式、操作問題は画面上に表示されたアプリケーションを操作して回答します。
多肢選択問題は、1つだけ選ぶ択一問題もありますが、「正しいものすべて」「誤っているものすべて」という風に回答数が明示されていない問題もありますので、しっかりと知識をみにつけておく必要があります。
後述するように、MOSなどと違い模擬試験問題もありません。
ITパスポート試験の該当する範囲、P検の知識問題など、他の資格試験の問題集や模擬試験で知識を確認しておくのもよいと思います。
公式サイトの下記ページでサンプル問題をみることができますので、確認してみて下さい。
IC3の勉強方法は?
公式テキストを精読しましょう。
ファンダメンタルズ、リビングオンラインは常識的な知識が問われる問題なので、日ごろからOS、インターネットに関し幅広く知識を身に付けるようにして置けば、特別な勉強は必要ない。
知識問題だけに、逆にコンピュータやインターネット経験の浅い方にとっては難しく感じられるかもしれません。
とにかく、テキストを読み、実際に Windows OS を操作し、解らないことはインターネットで検索し、コンピュータ経験を深めることが大切です。
リビングオンラインに関しては下記の記事を参考に、動画講座を視聴しておきましょう、
[clink url=”https://office-taku.com/201805/sikaku/ic3/8620.html”]
問題集はFOMの2005スタンダード版しかありません。手に入れば問題傾向が確認できます。古くなってしまった部分も多いのですが、その過去があって今がありますので、役に立つと思います。何回か繰り返し知識を定着させておきましょう。
[clink url=”https://office-taku.com/201912/sikaku/ic3/15159.html”]
IC3 GS5への対応
2018年12月に新バージョン IC3 GS5 がリリースされました。
詳細は下記の記事をご参照下さい。
[clink url=”https://office-taku.com/201812/sikaku/ic3/11731.html”]
2019年2月現在 GS5 対応のテキストが発売されていません。
2019年9月現在、コンピューティングファンダメンタルズ、リビングオンライン対応のテキストが発売されています。
2020年1月 キーアプリケーションズ対応テキストが発売され、コンピュティングファンダメンタルズ、リビングオンライン 3科目ともテキストが揃いました。
GS5の公式テキストには巻末に練習問題が掲載されています。
練習問題で大体の出題傾向が確認できます。
リビングオンラインに関しては日頃の実践の中で、Gmail、Googleカレンダー、Outlookなどの機能を確認しておきましょう。
こちら 試験概要|IC3公式サイト で、各科目の出題範囲を良く確認して対応しましょう。
特にリビングオンラインでは対応アプリケーションとして、「Office 2016、Gmail、Chromeなど」と記載されています。
Gmail、Gooleカレンダー、ハングアウトなど、ChromでGoogleのサービスを利用して慣れておく必要があると思います。
今までInternet Explorer、Outlook、しか利用してこなかった方は、ChromeとGoogleの各種サービスを利用してみて下さい。
上記公式サイトの試験概要のページにもリンクがありますが、出題範囲の記載されたPDFファイルへのリンクを貼っておきますので、GS4のテキストとよく見比べるなどしてみて下さい。
- IC3 グローバルスタンダード5 コンピューティング ファンダメンタルズ 出題範囲表(PDFファイル 860KB)
- IC3 グローバルスタンダード5 キー アプリケーションズ 出題範囲表(PDFファイル 798KB)
- IC3 グローバルスタンダード5 リビング オンライン 出題範囲表(PDFファイル 720KB)
IC3 公式テキスト
現在発売されているIC3公式テキストです。
IC3 GS5 対応公式テキスト
GS5対応の公式テキストはコンピューティングファンダメンタルズ、リビングオンラインの2科目が発売されています。
キーアプリケーションズについては、MOSの対策テキストで試験対策をしておくと良いでしょう。
2020年1月、ようやくキーアプリケーションズ対応テキストが発売され、3科目が揃いました。
IC3 GS5 コンピューティングファンダメンタルズ対応
IC3 GS5 リビングオンライン対応
IC3 GS5 キーアプリケーションズ対応
IC3 GS4対応公式テキスト
下記の3冊がIC3 GS4対応公式テキストとなります。