10月30日「初恋の日」の関連書籍と Amazon Kindle日替わりセール

こんにちは。
@OfficeTAKUです。

10月30日今日は何の日

今日 10月30日は「初恋の日」です。

若菜集 (国立図書館コレクション)

「初恋の日」は、島崎藤村が、あの有名な「初恋」を雑誌「文學界」46号に「こひぐさ」の一編として発表したのが、１８９６年（明治２９年）１０月３０日であったことにちなみます。

この「初恋の日」を制定したのは、島崎藤村が小諸時代に縁のあった旅館「中棚荘」です。
島崎藤村の千曲川旅情の一節に「千曲川いざよふ波の　岸近き宿にのぼりつ　濁り酒濁れる飲みて　草枕しばし慰む」とありますが、この岸近き宿、が中棚荘です。

中棚荘には、藤村が実際に『千曲川旅情の詩』を執筆した部屋を復原した「藤村の間」があり、宿泊も可能です。

また、中棚荘では１０月から５月にかけて湯船に地元のりんごを浮かべた「初恋りんご風呂」が楽しめるなど、初恋にちなんだ宿としても知られています。

「まだあげ初めし前髪の　林檎のもとに見えしとき　前にさしたる花櫛の　花ある君と思ひけり」（島崎藤村『若菜集』より「初恋」）

誰しもが、この詩を青年時代に口ずさんだのではないでしょうか？
いまでも、この詩を読むと、若かりし頃を思い出し、胸がキュンとする、甘酸っぱい思いがこみ上げます。

10月30日「初恋の日」関連書籍・ビデオ

「初恋」をキーワードにKindle本を検索するとコミックばっかりです。

島崎藤村関連書籍を Kidle で読む

島崎藤村『若菜集』 Kindle版

「初恋」が収められた詩集、「若菜集」
青空文庫版なのでもちろん無料。

島崎藤村『若菜集』』 Kindle版

トゥルゲーネフ『初恋』 (光文社古典新訳文庫) Kindle版

私の中では、読んではいるはずだけれども忘れている小説No.１的な存在。

トゥルゲーネフ『初恋』 (光文社古典新訳文庫) Kindle版

夏目漱石『三四郎』 Kindle版

これは大好きな小説。浪人の頃、読んで、ほんと好きになりました。東大を目指そうとは思いませんでしたが、三四郎池は見に行きたいなぁ、とか。千駄木の坂道をあるいたりとか。
もう、何度読んだかしれません。Stray Sheepなのです、永遠に。

夏目漱石『三四郎』 Kindle版

映画『さびしんぼう』 Amazon Prime Video

初恋、というテーマで何を選ぼうか迷いました。
最初、『小さな恋のメロディ』にしようと思ったのですが、DVDしかないので思いあぐねていたら、「そうか、これがあるじゃないか！」と思いつきました。
これは本当に名作です。
この、はかない恋、どうしようもなく切ない思い、心に響く映画です。
森山京さんの名作幼年童話『きいろいばけつ』の切なさ、儚さ、とちょっと通じるところがある、と勝手に思っています。

映画『さびしんぼう』 Amazon Prime Video

『転校生』『時をかける少女』に続く大林監督の「尾道三部作」の第３作。山中恒の原作を、大林監督が故郷・尾道を背景に映像化した、”大林ワールド”を代表するファンタジー作品。片思いの空想ばかりしている高校生の前に現れた不思議な少女。”さびしんぼう”と名乗るその少女は一体何者なのか・・・　生前、黒澤明が黒澤組スタッフに観るように薦めたというエピソードが残っている名作。（C)1985 東宝