10月18日「統計の日」の関連書籍と Amazon Kindle日替わりセール

こんにちは。
@OfficeTAKUです。

10月18日今日は何の日

今日 10月18日は「統計の日」です。
1973年(昭和48年) に制定されました。
由来は、1870年10月18日(明治3年9月24日)に、日本で最初の近代的生産統計「府県物産表」に関する太政官布告が公布されたことによります。
国民の統計の重要性に対する関心と理解を深め、統計調査への一層の協力を売ることを目的としています。

※ 統計局ホームページ

Photo by William Iven on Unsplash

ところが、今年あきらかになったのが統計不正問題。

統計不正問題

あらためて統計不正問題について復習をしておきましょう。

＜勤労統計不正＞　企業の賃金や労働時間を把握する「毎月勤労統計」で、厚生労働省が不正な調査手法を取っていた問題。２００４年から東京都の５００人以上の事業所で、本来の全数調査でなく抽出した３分の１程度しか調べていなかった。統計を基に算出する雇用保険や労災保険、船員保険の給付額が本来より低くなり、延べ約２０００万人が過少支給になった。雇用形態や学歴など労働者の属性別に賃金を把握する「賃金構造基本統計」でも計画と異なる郵送調査をしていた。
東京新聞:調査手法を情報公開　統計不正　総務省が再発防止策:政治(TOKYO Web)

手法としては、上記の通りなのですが、それ以上に問題とされたのが、安倍政権への忖度ではないかという、統計の操作です。

ニューズウィーク日本版に掲載された、経済評論家加谷珪一さんの記事によると、
調査対象となっている従業員500人以上の事業所について
・全数調査すべきなのに一部で勝手にサンプル調査に切り替えた
・サンプル調査ならば数字の補正作業をしなければならないのにそのままにしていた
・ 2004年からずっと続いているミスなのに、2018年以降のデータだけを訂正した
・そうした対応を外部から指摘されるまで公表しなかった

「統計には連続性が不可欠であり、途中で基準が変わることはあってはならない。もしこの訂正がなければ2018年の賃金は前年比で下がっていた可能性が高く、景気に対する国民の認識は違ったものになっていただろう。」と、加谷さんは指摘しています。
全くそのとおりです。

その上で、「一連の対応を総合的に考えると、政権の意向をある程度、反映させた可能性は高いとみてよいだろう。」と結論づけています。

全文は下記リンクで読むことができますので、ぜひご覧になってください。

ゼロから分かる安倍政権の統計不正問題 | 加谷珪一 | コラム | ニューズウィーク日本版オフィシャルサイト

民主主義社会の根幹は情報公開にあると思っています。
間違った情報が提示されてしまえば、当然、判断を誤るわけです。

この統計の日を機に、より一層、統計に関心をもち、不正が行われていないか、信頼できるデータなのか、しっかりと監視していきたい、と思います。

10月18日「統計の日」関連書籍・ビデオ

統計に関する参考書を集めてみました。

統計関連書籍を Kidle で読む

MOSを実施しているオデッセイさんでは、下記のような統計入門の資格試験も実施しています。
Excelを使って統計の基本が学べます。
[clink url=”https://office-taku.com/201806/sikaku/statistics/9375.html”]

倉田博史『［図解］大学4年間の統計学が10時間でざっと学べる』 Kindle版

柏木吉基『「それ、根拠あるの？」と言わせないデータ・統計分析ができる本』 Kindle版

門倉貴史『統計数字を疑う～なぜ実感とズレるのか？～』 (光文社新書) Kindle版

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データを解析するということで言えば暗号も、というちょっとこじつけ気味のチョイスです。

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