8月5日「岩波書店の創業日」の関連書籍と Amazon Kindle日替わりセール

こんにちは。
@OfficeTAKUです。

8月5日今日は何の日

今日は「岩波書店の創業日」
1913年8月5日、岩波茂雄が東京・神田神保町に「岩波書店」を創業しました。
翌 1914年9月、夏目漱石『こゝろ』を刊行、1927年「岩波文庫」創刊、1938年「岩波新書」創刊、1946年総合雑誌『世界』創刊、1950年「岩波少年文庫」創刊、そして、1955年『広辞苑』第一版を刊行、と日本の出版界をリードする、切り拓く存在でした。

こうして、書き出してみると、私はある意味、岩波書店の出版物に育てられたといっても過言ではありません。
二人の兄がいたおかげで、幼い頃から身近に、『広辞苑』があり、岩波文庫や岩波新書の書籍が数多存在していたのですから。

岩波書店といえば、あのマークが目に浮かびます。
あのマークはミレーの「種蒔き」
高村光太郎によるメダルをもとにしたエッチングです。
創業者岩波茂雄が社の精神を象徴するものとして選んだそうです。

日々、SNSで流れる罵詈雑言に心を痛める毎日。
そんな言葉を流れをみていると、こちらもついつい怒りに任せて尖った言葉をなげつけたりしてしまいます。
しかし、こんな時だからこそ、岩波文庫に納められた古今東西の古典や岩波新書のアクチュアルな論考に接して、思慮を深め、心を耕したいものです。
次代への種を蒔くような言葉を、行為を積み重ねて行きましょう。

Jean-François Millet [Public domain], via Wikimedia Commons

8月5日「岩波書店創業の日」関連書籍・ビデオ

私のオススメの岩波書店の書籍をピックアップ。
まだまだあるのですが、電子化されていない作品も多いので、とりあえずこの３つだけ。

岩波書店関連書籍を Kidle で読む

真鍋真『深読み！　絵本『せいめいのれきし』 (岩波科学ライブラリー) 』 Kindle版

私が幼い頃、東京で大学生活をおくっていた兄が帰省の際のおみやげとして買ってきてくれたのが、バージニア・リー・バートン『せいめいのれきし』。訳はいしいももこさん。
おそらく最初に、自ら読んだ岩波書店の書籍であったかと思います。2015年に改訂版が刊行され話題になったのも記憶に新しいところ。
こちらは、その改訂版の監修を務められた恐竜研究の第一人者・真鍋真さんが、『せいめいのれきし』にかかれた世界をより深く解説されている書です。

真鍋真『深読み！　絵本『せいめいのれきし』 (岩波科学ライブラリー) 』 Kindle版

サン＝テグジュペリ『星の王子さま』(岩波少年文庫) Kindle版

サン=テグジュペリ『星の王子さま』も兄がおみやげとして買ってきてくれたもの。もちろん、当時手にしたのはハードカバーの書籍。
いまでこそ各社からいろいろな訳者の版がでていますが、私の馴染みのあるのは、内藤濯さんの訳。
「ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」

サン＝テグジュペリ『星の王子さま』(岩波少年文庫) Kindle版