こんにちは。
@OfficeTAKUです。
Wordで文書を入力している時に、遭遇するトラブルはいろいろありますが、おそらくWord2007以降で増えてきたとおもわれるのが、この[上書きモード]によるトラブル。
Word2003以前とWord2007以降の上書きモードには大きな違いが…
挿入モードと上書きモード
Wordで文章(文字)を入力していく時、2つの入力状態があります。
挿入モード
初期状態(デフォルト)では[挿入モード]という状態になっています。
文章の途中に文字を追加したいときは、追加したいところにカーソルを位置づけ文字を入力していくと、それ以降の文字(文章)は自動的に後へと送られて行きます。
たとえば「今日はよい天気です。」という文章の「今日は」の後にカーソルを位置づけ「とても」と入力すると、
挿入モードでは、
今日はよい天気です。 → 今日はとても良い天気です。
と、なります。
上書きモード
[上書きモード]は、その名の通り文章の途中にカーソルを位置づけ文字を入力していくと、その入力した文字数分入力済みの文字が消えていってしまいます。
今日は良い天気です。 → 今日はとても気です。
となってしまいます。
[挿入モード]と[上書きモード]の切り替え方法
- キーボードでの切り替え:[Insert]キー
Windowsキーボードにある[Insert]キーを押すと、[挿入モード]と[上書きモード]が切り替わります。
- ステータスバーでの切り替え
画面下部のステータスバーに表示されている[上書](Word2003)、[挿入モード](Word2007以降)をクリックすることで切り替えられます。
特に多いのがタイピング中に[Insert]キーを意識せず押してしまい、知らない内に[上書きモードに]切り替わってしまうというトラブル。
では、なぜ Word2007以降になってこのトラブルが脚光!?を浴びるようになったのか
Word2003までの[上書きモード]は英文(直接入力)のみ有効
Word2003まではたとえ知らないうちに[Insert]キーを押してしまっても[上書きモード]が有効になるという確認のダイアログボックスが表示されました。
ここで、[OK]をクリックしてしまい[上書きモード]になったとしても、日本語の文章を入力している場合は特に問題がありませんでした。
直接入力(英文)の入力では[上書きモード]が有効になりますが、日本語入力の場合は[挿入モード]のままになっていました。
Word2007以降では日本語入力でも[上書きモード]が有効、切り替え時の確認も表示されない
一方、Word2007以降(2013はまだ未検証)は日本語入力でも[上書きモード]が有効になりました。
この[上書きモード]の問題に限らず、ステータスバーにはその時々の状態が表示されてきますので、日ごろからどんな表示になっているか注意してみておくといいですね。