こんにちは。
@OfficeTAKUです。
Amazonさんから、「Adobe Creative Suite の 永続ライセンス版のパッケージ版は在庫限り」とのお知らせがありました。
・Adobe Creative Suite 6/CS6 在庫限り
そこで、関連ニュースをみてみたところ、今後は Creative Cloud というものに変わるのだそうです。
以前から、体系が変わるというのは知ってはいましたが、あやふやなままだったので、調べてみました。
従来は「永続ライセンス」、これからは「サブスクリプション方式」
まず、よくわからなかったのが、「永続ライセンス」という言葉。
アドビの発表などを読んで見るとどうやら、従来の形態、製品を購入するとライセンス(使用許諾権)が購入者に付与される、その形態のことであるようです。
一方、これからアドビが勧めていこうとしている、Creative Cloud というのは、サブスクリプション方式。
なんやらややこしいカタカナ語なのでわかりにくいのですが、要するに年間契約制による月額定額サービス。
毎月、決められた一定額を支払続けることで製品を利用できる、という方式。
「永続ライセンス版での新機能の提供やアップグレードは(現行バージョンの)CS6が最後」ということ。
この、永続ライセンス版が購入できる間は従来通り、その製品を購入し、使い続けることはできる。
ただし、今後、新機能やアップクレードは提供されないので、使い続けるにしても限度はあるよ、ということですね。
永続ライセンス → サブスクリプション方式
に移行していく、Adobeさんは移行して行きたいのでしょう。
なお、蛇足ながら、永続ライセンス版には、販売形態として、パッケージ版とダウンロード版があります。
どうしても手元にCDやDVDなどの媒体がないと不安だ、という方はパッケージ版(CDやDVDなどの媒体に記録され箱に入っているもの)が在庫限りなのでお早めに。
・Amazon.co.jpでパッケージ版をみてみる
ダウンロード版の提供期限は現時点では発表されていないようです。しかし、Creative Cloud への移行を表明している以上、早晩打ち切りになることでしょうね。
では、Adobe Creative Cloudとは結局何か?
月額定額の年間契約 をすれば、Photoshop、Illustrator、DreamweaverなどおもなAdobe製品が全て使えるサービス。
専用のクラウドストレージも利用可能になります。
Adobe Creative Cloud は 常時Webに接続していなくても使える
Cloudという名前がついているので、誤解してしまいがちな点ですね、私もよく分っていませんでした。
インターネット接続が必要なのは、契約時と30日ごとの認証時(年間契約の場合)だけです。
必要な製品はダウンロードしローカルコンピュータにインストールして利用します。
従来の製品と変わらず、オフラインで利用が可能です。
Creative Cloud の料金体系
個人利用のプラン
通常の個人利用の場合は下記の2つのプランから選択することになると思います。
3製品以上利用するのであれば、単体よりも個人版の方が安上がりになる、ということですね。
- 個人版 通常月額5,000円(年間プラン)
CS6のユーザー特別提供版 初年度のみ月額2,200円(年間プラン)2013年7月31日申し込み分まで - 単体サブスクリプション版 通常月額2200円(年間プラン)
CS3以降のユーザー特別提供版 初年度のみ月額1,000円(年間プラン) 2013年7月31日申し込み分まで
学生・教職員の場合
- 学生・教職員向け版 通常月額4,000円(年間プラン)
特別提供版 初年度のみ月額3,000円(年間プラン)2013年6月25日申し込み分まで
また、Adobe Storeであれば、割高になるが、年間契約ではない月額版も利用可能
、とのこと。
メリット
Adobe Creative Cloudのメリットは
- イニシャルコスト(初期費用)がかからない
Photoshop単体88000円、Creative Suite 6 Design & Web Premiumであれば238,000円(価格はいずれもAdobe Store 2013/6/6現在)
例えばPhotoshopを使いたい!っていうばあい、単体の特別提供版であれば月々1,000円で使えるので、始めるハードルは低くなりますよね。 - Mac、Windows版とも利用可能
2台のコンピュータで同時利用が可能なので、MacとWinにそれぞれインストールして利用することが可能
個人的にはこれが一番魅力的ですね。 - バージョンアップなど意識しなくてもよい
契約していれば、追加料金なく新バージョンが利用可能。バージョンアップのたびに新たな費用が発生しないのはありがたい
デメリット
使いたければ払い続けなければならない
特別提供版の価格であれば、何とか使えるか、と思っても2年目からのことを考えると二の足を踏みます
何をどう利用するかによって、永続ライセンス版を購入するか、Creative Cloudにするか、非常に悩ましいところです。