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こんにちは。
@OfficeTAKUです。
2019年6月27日 木曜日 今日は何の日
今日は「メディア・リテラシーの日」
1994年(平成6年)の今日、6月27日に松本サリン事件が発生しました。
松本市の住宅街で神経科学ガスであるサリンが撒かれ、死者8人、負傷者は600人にも及びました。
今ではオウム真理教の犯行、とあたりまえのように書かれています。
しかし、当初、警察は第一通報者である河野義行さんを疑い、家宅捜索、薬品などを押収、連日の取り調べを行いました。
マスコミもあたかも河野さんが犯人であるかの報道を垂れ流していました。
そうしたマスコミの中でも慎重な報道を心がけたのが地元の信州テレビでした。
この6月27日を「メディア・リテラシーの日」としたのも信州テレビとのことです。
私が実際に目にできた全国放送のなかでは下村健一さんのTBS『スペースJ』がしっかりとした報道をされていました。
当時、いまよりもテレビをみる習慣があったので、欠かさずにみていた気がします。
下村健一さんというジャーナリストを知ることができたのは幸いでした。
翻って今の状況をみると、この「松本サリン事件」の報道の反省が、教訓が、活かされているとは到底思えない状況です。
ネット上にはデマ・フェイクニュースが満ち溢れ、大手メディアの多くが大政翼賛的な報道をしているこの状況。
送り手側も受け手側も、本当に必要なのが「メディア・リテラシー」であり、より広い意味での「情報リテラシー」であると思っています。
60年安保時の7社共同宣言を初めとして、これまでも明らかな形で市民を裏切り続けてきた大手メディア。
中には良心的な真のジャーナリストも存在しますが、組織としての大手メディアはどうしても権力に迎合せざるを得ないのでしょう。
メディア・リテラシーを高め、私達の知る権利を行使してくれる良心的なジャーナリスト、報道機関を支援し、この状況を変えていく。
少しでもそうした力になりたい、と思いを新たにしました。
6月27日 「メディア・リテラシーの日」 関連 Kindle本
メディア・リテラシーについて知ることのできる書籍をピックアップ。
林直哉、松本美須々ヶ丘高校放送部 『ニュースがまちがった日 : 高校生が追った松本サリン事件報道、そして十年』 Kindle版
松本サリン事件の現場近く高校生たちが、なぜ、松本サリン事件の冤罪報道が起こったのかを調査したドキュメント。
この高校生たちの取材を積極的に受け入れ、自らの報道を検証したのが信州テレビでした。
メディア・リテラシーを考える上での実践的なテキストとなるでしょう。
林直哉、松本美須々ヶ丘高校放送部 『ニュースがまちがった日 : 高校生が追った松本サリン事件報道、そして十年』 Kindle版
下村健一『想像力のスイッチを入れよう (世の中への扉)』 Kindle版
下村健一さんが小学校で実施したメディアリテラシーの授業記録。
私の生涯のテーマとも言える「想像力」という言葉がテーマともなっていて嬉しい。ほんのちょっとした想像力を働かせることで社会は確実によくできるはずです。
下村健一『想像力のスイッチを入れよう (世の中への扉)』 Kindle版
津田大介『安倍政権のネット戦略』 Kindle版
2013年発行と少し古い書籍ではありますが、今、喫緊の課題を解決するために、次の選挙で結果を残すためにも、現政権のネット戦略について知り、対抗していくことが必要だと思います。
ルーク ハーディング『スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実』 Kindle版
スノーデンの告発は衝撃的でした。あれからもうずいぶんと経ちます。
国家による情報支配の実態を暴いてくれたことは、本当にありがたいことだと思います。
スノーデン関連の書籍は、新書版の手軽なものも多いのですが、この本はスノーデンが情報を持ち出し、政府の追手をかいくぐり、いかにメディアと接触し公開するか、その過程が描かれています。
我々の「情報」を考える上で、現代に生きる人にはぜひ読んでおいてほしい一冊。
ルーク ハーディング『スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実』 Kindle版
OfficeTAKUチョイス 「メディア・リテラシーの日」関連書籍
ドキュメンタリー『シチズンフォー スノーデンの暴露(字幕版)』 Amazon Prime Video
メディア、情報を考える上でぜひ見ておいてほしいスノーデンのドキュメンタリー。
上掲の『スノーデン・ファイル』とリンクしますので、文字でわかりにくいところは補完できるかも。
ドキュメンタリー『シチズンフォー スノーデンの暴露(字幕版)』 Amazon Prime Videoイラク戦争についてのドキュメンタリー映画で高い評価を得る一方、米国当局からの監視や妨害を受けてきた気鋭の映画監督ローラ・ポイトラスは、2013年初め、“シチズンフォー”と名乗る人物から暗号化されたメールを受け取るようになる。それは、NSA(国家安全保障局)が米国民の膨大な通信データを秘密裏に収集している、という衝撃的事実を暴露するものだった。ローラは“シチズンフォー”に会うため、旧知のジャーナリスト、グレン・グリーンウォルドとともに香港へ飛ぶ。そこでふたりを待っていたのは、元CIA職員エドワード・スノーデン。彼の口から明かされた驚くべき真実とは―。なぜ彼は自らの身の危険も顧みず、この告発を決意したのか―。そして、緊迫した状況の下、ローラとグレンはいかにしてジャーナリストとしての使命を果たす戦いに挑んだのか―。
6月27日「メディア・リテラシーの日」の電子書籍 Amazon Kindle日替わりセール
閑話休題、本日のKindle日替わりセール3冊のご紹介です。
Kindleって何?って言う方は下記の記事をお先に読んでみて下さいね。
[clink url=”https://office-taku.com/amazon-kindle-reason.html”]
2019年6月27日 木曜日 の Kindle日替わりセール 3冊です。
てらい まき『北欧フィンランド 食べて♪旅して♪お洒落して♪ 』 Kindle版
フィンランドを旅したコミックエッセイ。かもめ食堂のロケ地についても掲載されているようです。フィンランド行きたい!
てらい まき『北欧フィンランド 食べて♪旅して♪お洒落して♪ 』 Kindle版
中山千夏『蝶々にエノケン 私が出会った巨星たち』 Kindle版
天才子役として名を馳せた(その時代は私は知らないけど)中山千夏さんが出会ったエノケンなど昭和の芸人たちとの交遊録。
中山千夏『蝶々にエノケン 私が出会った巨星たち』 Kindle版
半村良『石の血脈』 (集英社文庫) Kindle版
[clink url=”https://office-taku.com/201807/web/webservice/9733.html”]