8月1日「長岡空襲の日」の関連書籍と Amazon Kindle日替わりセール

こんにちは。
@OfficeTAKUです。
8月は明るい太陽の輝く月ですが追悼と鎮魂の月でもあります。
もちろん、人類の歴史のをみると、追悼と鎮魂の月でない月などないのですけど。

8月1日今日は何の日

今日は「長岡空襲の日」
1945（昭和20）年8月１日、米軍の爆撃機が長岡へ襲来、午後10時30分から焼夷弾爆撃が始まります。長岡の町は瞬くまに炎に包まれます。B29は次から次へと爆撃を続け、日をまたいた8月2日午前0時10分まで続きました。1時間40分に及ぶ空襲で、市街地の8割が焼け野原となり、1,488人（長岡市のWebサイト記載の数字）もの尊い生命が奪われることとなりました。
※ 長岡空襲について

そして、このあとその直後、8月2日午前０時36分頃から富山大空襲が始まります。

実はこの8月1日には、水戸と八王子でも空襲があり、富山も含めて4都市が米軍の空襲を受けたのです。
Wikipediaから引用すると、

8月1日水戸空襲 B29・99機。死者242人。負傷者1293人。罹災人口5万605人。
8月1日八王子空襲 B29・169機。死者445人。負傷者2000人以上。焼失家屋14,000戸。罹災人口77,000人。
8月1日長岡空襲 B29・125機。死者1486人。焼失家屋11,986戸。
8月2日富山大空襲 B29・174機。死者2737人。負傷者7900人。焼失家屋24,914戸（市街地の99.5%）。罹災人口109,592人。広島・長崎の原爆を除けば地方都市として最大の被害。
日本本土空襲 – Wikipedia

この１日、死者だけでも5,000人弱という大変な被害です。

実は、この日はアメリカの陸軍航空軍創設38周年の記念日にあたり、この４都市への爆撃は祝賀爆撃として「最大兵力の投入」が決められていたのだそうです。
※ 「異見〜米国から見た富山大空襲」報道の魂

戦争の恐ろしさ、人間の恐ろしさを痛感します。

一度、戦争が起こればわれわれ一般市民であろうが関係ありません、
単に消費されるものという扱いになります。
勇ましい言葉を軽々しく発する権力者たちは高みの見物、犠牲になるのは普通の人々であることを忘れてはいけません。

※ 富山大空襲、そのとき１０歳の少年は　（2018年富山）｜<2018>2018年度版｜ねんりんピック新聞

1945年、長岡空襲で長岡市は大きな被害を受けた。長岡市殿町から長岡市表町方面をのぞむ。

8月1日「長岡空襲の日」関連書籍・ビデオ

長岡空襲や富山空襲単独書籍はKidle化されていません。空襲に関連する書籍を集めてみました。

空襲関連書籍を Kidle で読む

ＮＨＫスペシャル取材班『NHKスペシャル　戦争の真実シリーズ（１）　本土空襲全記録』 Kindle版

第二次大戦中の米軍による日本本土空襲では45万9564人もの生命が奪われました。
なぜ、日本は焼き尽くされたのか、米軍への取材などによってその真相に迫ったNHKスペシャルの書籍化されたものです。

ＮＨＫスペシャル取材班『NHKスペシャル　戦争の真実シリーズ（１）　本土空襲全記録』 Kindle版

星野光世『もしも魔法が使えたら　戦争孤児１１人の記憶』 Kindle版

空襲により孤児となった11人少年少女たちの物語。
著者星野光世さんは、2017年に84歳でこの本を執筆されました。自らも空襲で両親と兄弟二人を失い、幼い妹と弟とともに親戚宅に身をよせ、戦後を生きてきた方。
空想でもなく、一市民の目が捉えた、自らの体験に基づいた記録こそ、私達がしっかりと見つめなければならないものだと思います。
※ 第20回　星野光世「戦争と想像力」 | 連載コラム | 情報・知識＆オピニオン imidas – イミダス

星野光世『もしも魔法が使えたら　戦争孤児１１人の記憶』 Kindle版

山田太一『終りに見た街』 Kindle版

現代の東京に暮らす平凡な家族が突然戦時下の日本にタイムスリップしてしまう、という設定。
テレビドラマ化もされていたらしいのですが、残念ながら未見。

山田太一『終りに見た街』 Kindle版

映画『この世界の片隅に』 Amazon Prime Video

もう、なんどでも言いますが、この『この世界の片隅に』、観ていない方はぜひ観て下さい。

映画『この世界の片隅に』 Amazon Prime Video

すずは、広島市江波で生まれた絵が得意な少女。昭和19年、20キロ離れた町・呉に嫁ぎ18歳で一家の主婦となったすずは、あらゆるものが欠乏していくなかで、日々の食卓を作り出すために工夫を凝らす。だが、戦争は進み、日本海軍の根拠地だった呉は、幾度もの空襲に襲われる。すずが大事に思っていた身近なものが奪われてゆく。それでもなお、毎日を築くすずの営みは終わらない。そして、昭和20年の夏がやってきた。