こんにちは。
@OfficeTAKUです。
Wordの標準フォントが游明朝になってから、1ページの行数を初期値の36行よりも増やすと、行間があいて逆に1ページの行数が少なくなってしまう、という現象が発生します。メイリオでも同様。
フォントを従来のMS 明朝などに変更すると、指定した行数になってくれます。
詳細は、下記の記事をご覧ください。
デフォルトフォントで行数を増やした時の状態確認
デフォルトのフォント(游明朝)で行数を初期状態の36行以上にした時の状態を再確認してみましょう。
なお、行数がわかるように予め行番号を表示しています。
- 新規文書を立ち上げて、ダミーの文章を適当な行数(48行以上)入力します。
- [ページ設定]ダイアログボックスを開きます。
- 行数を40行にします。
- [OK]ボタンをクリックします。
- 行間が広がり1ページ20行になってしまいます。
デフォルトフォントで行数を増やしても行間がひろがらないようにする
ページ設定の行数が37行以上でも行間が広がらないようにしてみましょう。
そのためには、[段落]ダイアログボックスで[1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる(W)]のチェックボックスを外します。
[1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる]のチェックを外す
- [Ctrl]+[A]キーなどで、すべての段落を選択します。
- [ホーム]タブ-[段落]グループの詳細ボタンをクリックします。
- [段落]ダイアログボックスが表示されます。
- [インデントと行間隔]タブをクリックします。
- [1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる(W)]のチェックボックスをクリックしチェックを外します。
- 行間隔が狭まり、1ページに37行が表示されるようになりました。(ページ設定では40行のままですが40行まで増えません。)
1ページの行数を増やすならMS明朝などを利用
では、MS 明朝ではどうなるのか検証してみましょう。
ページ設定での行数:40行、[1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる(W)]オフの状態
- すべての段落(文章全体)が選択されていることを確認します。
- [ホーム]タブにてフォントを[MS 明朝]に変更します。
- 1ページの行数が48行になりました。
[1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる(W)]をオンにする
- フォントがMS 明朝の状態で、[1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる(W)]をオンにします。
- [ページ設定]ダイアログボックスの設定どおり、行数が40行になりました。