こんにちは。
@OfficeTAKUです。
ビッグデータという言葉が一般に流布するなど、統計的手法でデータを分析するということが重要な意味を持つ現在、文系だからと言って統計を避けて通るわけにはいかなくなっているように感じます。
オデッセイコミュニケーションズが実施している「ビジネス統計スペシャリスト」試験は、本格的な統計への入り口とも言えるものです。
MOSやVBAなどと比べると知名度は低い資格試験ですが、これから学んでおいて損はない内容。
ビジネス統計スペシャリスト
試験科目は2科目
エクセル分析ベーシック(基礎レベル)
平均値や標準偏差など、ビジネスデータの基本的な情報を把握したり、Excelのグラフ機能や関数を使用してデータの傾向や相関などを発見・分析する基礎的な分析スキルを評価する試験科目です。
試験時間:60分
合格基準:700点(1000点満点)
受験料:
一般価格 6,480円(6,000円+消費税8%)
割引価格※ 4,320円(4,000円+消費税8%)
公式テキスト:エクセル分析スペシャリスト(基礎レベル)
オンライン講座・模擬テスト:エクセル分析スペシャリスト(基礎レベル)
オデッセイさんが運営するオンラインストア、アオテンから、オンライン講座と模擬試験がリリースされています。
私はこの模擬テストを利用。これがなかったら合格できませんでした(^^;
エクセル分析スペシャリスト(上級レベル)
確率分布や標本分布、仮説検定・推定、相関分析・回帰分析などの統計分析理論と、Excelの分析ツールを活用してビジネスデータを分析する実践力を評価する試験科目です。
試験時間:60分
合格基準:700点(1000点満点)
受験料:
一般価格 10,584円(9,800円+消費税8%)
割引価格※ 8,640円(8,000円+消費税8%)
- 割引価格はMOS、IC3、VBAエキスパート、コンタクトセンター検定試験、ビジネス統計スペシャリストの資格を1つでも取得している方と試験当日に学生の方に適用されます。
公式テキスト:エクセル分析スペシャリスト(上級レベル)
オンライン講座・模擬テスト:エクセル分析スペシャリスト(上級レベル)
オデッセイさんが運営するオンラインストア、アオテンから、オンライン講座と模擬試験がリリースされています。
テキストだけでは心もとないかたはぜひ利用されるよいでしょう。
エクセル分析ベーシック(基礎レベル)の内容、関数は?
さて、エクセル分析ベーシックでは、どんな内容、関数がでてくるのかだけ、公式テキストを元にして、簡単に紹介しておきたいと思います。
どんな統計の手法が出てくるのか?
公式テキストの章立てをみるとどのような統計手法がでてくるのかわかります。
ビジネスデータ把握力、ビジネス仮設検証力、ビジネス仮設検証力という3パート、全15章から構成されています。
ビジネスデータ把握力 編
平均値、中央値、最頻値、レンジ、標準偏差
ビジネス課題発見力 編
外れ値の検出、度数分布表・ヒストグラム、標準化、移動平均、季節調整
ビジネス仮設検証力 編
集計、散布図、相関、回帰分析、最適化
必要となる関数
テキストには下記のような関数が登場します。
AVERAGE関数、MEDIAN関数、MODE.SINGL関数、MAX関数、MIN関数、SQRT関数、STDEV.P関数、STDEV.S関数、STANDARDIZE関数、ROUNDUP関数、IF関数、CORREL関数、PEARSON関数
統計的な考え方にふれる、Excelの関数も違った視点で見ることができる
統計用語や関数も見慣れないものが多く難しく感じられるかもしれません。
しかし、この公式テキストでは、各章の最初に、会社内での上司と部下や同僚同士のやりとり(会話)を元に、そこで話された問題を解決するためにその章の統計手法を用いて資料であったり、目的となる数値を導き出す、ように作られています。
例えば、第2章 中央値 では、ある営業所の所長と部下の下記のような会話で始まります。
所長:
営業所の営業車が古いものが多く買い換えてもらいたいが、うまくアピールしないと買い換えてもらえない。
部下:
新しいものもあるので、平均使用年数では古い営業車が多いことを納得してもらえないかもしれません。使用年数の中央値を計算して、アピールしてみましょう。
そんな風にして「中央値」という概念がどういうものか、それを算出するにはどの関数を使うか。その関数の使い方はどうなのか。ということが、わかるようになるのです。
また、一般のExcelのテキストではわからない、関数の意味がわかったりもします。
たとえば、関数の学習では必ず最初に、SUM関数と一緒に登場する MAX関数(最大値)、MIN関数(最小値)
一般的なテキストで登場する場面、数式の作成については充分学べますが、一体なんのために最小値、最大値を求めなければならないか?
腑に落ちない方が多いのではないでしょうか?
私も、なぜ、最大値、最小値が、合計欄の上であったりに、抽出される必要があるのか?
条件付き書式を使用して、表の中で色をつけるなどした方がよっぽど有効なのに、と思っていました。
しかし、統計(的な考え)では、レンジを出すために最大値と最小値が必要となるのだ、ということがわかります。
それがわかると、その関数が俄然意味をもち、納得できるようになりました。
言葉だけ、Excelの操作だけ、を学ぶのではなく、何故その統計手法が有効なのか、ビジネス現場の身近な課題が提示されていて、目的がわかりやすく、学習も進め易いと思います。
統計講座 入門編:明日から使える!データ分析の第一歩!
オデッセイコミュニケーションズさんのYouTubeチャンネルで、統計講座 入門編 が公開されています。
統計とはどんなものか、ということがわかりやすく解説されています。ぜひご覧になってみて下さい。
試験情報など詳細は下記の公式サイトにてご確認下さい。
→ ビジネス統計スペシャリスト 公式サイト
資格試験情報ページもご覧ください。