Word

【Word】 段落配置:「両端揃え」と「左揃え」の違いを理解する

こんにちは。
@OfficeTAKUです。

今回は、Wordの基本的な事柄について確認をしておきたいと思います。

段落配置とは

段落配置とは、Wordでの「段落」に対する書式の設定です。

その段落の左インデントから右インデント(左余白の右端から右余白の左端)の範囲の水平方向でどの位置に配置するかということです。

要するに 「右揃え」「中央揃え」「左揃え」「両端揃え」 のことです。

Wordでの段落は通常の文章の意味を持った段落とは違い若干違ってきます。
文章を書き始めてから[Enter]キーを押して改行した位置。段落記号までの位置をいいます。詳細は下記の記事をご覧ください。

「右揃え」と「中央揃え」はわかりやすい

「右揃え」は、ビジネス文書では発信日や送信元などで使われます。
「中央揃え」は、文書のタイトル(件名)としてよく使われます。

「左揃え」は、左に揃います。
1行文字数内の少ない文字列であれば、「両端揃え」も左に揃います。
「両端揃え」と「左揃え」の違いはわかりません。

Word 段落配置
段落内にカーソルを位置づけて、[ホーム]タブにあるボタンを見ればその段落がどの配置かわかります。

「両端揃え」と「左揃え」の違いを知る

では、「両端揃え」と「左揃え」の違いはどんな時にでてくるのでしょうか?

両端揃えは日本語の文書で一般的

Wordで新規文書を開いた時、初期状態の段落配置は「両端揃え」になっています。

これは、日本語の文書で一般的に使われているものです。
横書きの文章であれば左端と右端、縦書きの文章であれば上端と下端が、どの行でも綺麗に揃っている状態です。
身近にある小説など、文庫本でも単行本でも、開いてみてください。
両端が揃っているはずです。「両端揃え」とはそういった状態のことです。

日本で普通に、ビジネス文書であれ、作文であれ、レポートや論文であれ、日本語(がメイン)の文書を作成するときはこの「両端揃え」で問題ありません。

日本語の文章は「両端揃え」と「左揃え」の違いがわかりにくい

MS明朝のような「等幅フォント」で「全角文字」を使用していれば、「両端揃え」と「左揃え」の違いは全くありません。

下の上下の画像を見比べてみて下さい。等幅フォントで中に混じっている数字も全角を使用しているのでまったく違いはでてきません。

Word段落配置 両端揃え

【両端揃え】等幅フォント・全角文字のみ


Word段落配置 左端揃え

【左揃え】等幅フォント・全角文字のみ

半角の数字や英字を利用した場合、あるいはプロポーショナルフォントを利用した場合には違いが分かりやすくなってきます。
下の上下の画像を見比べてみて下さい。半角の英字などが混じっていると右端がきっちりと揃わなくなります。

Word段落配置 両端揃え

【両端揃え】日本語と半角英字が混在


Word段落配置 左端揃え

【左揃え】日本語と半角英字が混在

英文では「両端揃え」「左揃え」の差は大きい

英文ではその違いはより明確になります。
下の上下の画像を見比べてみて下さい。
上の画像は両端が揃って一瞬きれいに見えますが、単語と単語のスペースが行によって違い、読み難いものになっています。

Word段落配置 両端揃え

【両端揃え】英文 フォント:Century


Word段落配置 左端揃え

【左揃え】英文 フォント:Century

英語の文書は「左揃え」が一般的

英語での文書作成は左揃えが一般的です。
印刷物、雑誌や新聞などでは見栄えのために両端揃えを使うこともあります。

英語の場合は単語単位で文章が構成されています。単語と単語の間に必ずスペースが入ります。
行末で折り返される時に単語を分割するのは非常に面倒であることは分かると思います。また、単語を分割せずに両端を揃えると、間延びしてしまうことも想像に難くないかと思います。

英文のリポートなどの例をあげておきます。
下の画像はアメリカの国立健康統計センターの自閉症スペクトラムの罹患率に関するリポートの1ページ目です。
文章は左揃えになっていることが確認できます。

英文サンプル

出展:ERIC – Changes in Prevalence of Parent-Reported Autism Spectrum Disorder in School-Aged U.S. Children: 2007 to 2011-2012. National Center for Health Statistics Reports. Number 65, National Center for Health Statistics, 2013-Mar-20
https://eric.ed.gov/?id=ED582001

日本語の文書で左揃えを利用が考えられる場面

短い英文、あるいは英単語(商品名や人名あるいは用語)などが日本語の文章中に混じっている場合に、まれに前後の文字列の長さなどの関係で、英語の文字列がとてつもなく間延びしてしまい、全く体裁が整わないことがあります。

そうした場合はその段落だけ「左揃え」を利用することで、解決できることがあります。

まとめ:両端揃えの特性を知り使いわけよう

  • 「右揃え」や「中央揃え」のことを「段落配置」といいます
  • Wordの段落配置の初期状態は「両端揃え」です
  • 日本語がメインの文書では「両端揃え」と「左揃え」はあまり違いがわかりません
  • 英単語が混じったり、プロポーショナルフォントを利用した場合は違いがでてきます
  • 日本語の文書は「両端揃え」、英語の文書は「左揃え」が一般的です

最近は日本語の文章の中に英単語が入ってくる機会も多くあります。

英単語が極端に文字間隔が広がって表示される、とか、うまく揃わず見栄えが悪くなる、という場合もでてきます。

そんな場合はこの段落配置の機能、「両端揃え」、「左揃え」などを上手く使い分けると、きれいに文書を仕上げることができます。
ぜひ、試してみてください。


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