こんにちは。
@OfficeTAKUです。
私事ですが、先週の土曜日9月8日に誕生日を迎えました。
29歳になりました。嘘です、本当は58歳です。
実父がなくなったのが57歳の6月でした。同じ9月生まれなので完璧に父の年齢をこしました。めでたい。
私の誕生日に先立つ1日前の金曜日、義父(養父)が入院することになりました。
誤嚥性肺炎との診断。
そして今のこの日本の状況です。いつ何があるかわかりません。
そんなこともあり、この機会にFacebookの「追悼アカウント管理人」を設定しました。
若干の文章構成の変更・修正、そしてリンクの確認を行いました。
画像は現在のバージョンのものと若干相違がありますが、手順的には差異がないので、そのままにしてあります。
Facebook 追悼アカウントとは
詳しい説明は下に記したページにありますのでご覧頂くとして、ざっくりと私の言葉で置き換えると
Facebookの利用者がなくなった場合に生前のアカウントの状態とは違った状態になります。
- プロフィールにある氏名の横に[追悼]と表示される
- アカウントのプライバシー設定に応じて、友だちはその亡くなった人のタイムラインで思い出を語ったりする(シェアする)ことができる
- 亡くなった人がシェアしていた写真や投稿はそのまま残ってみることが可能
- [知り合いかも]のおすすめや誕生日のお知らせなど公開スペースには表示されない
>> 私が死んだ場合、Facebookアカウントはどうなりますか。|Facebookヘルプセンター
追悼アカウント管理人とは
お友達の方はご存知かと思いますが、私、Facebookへの情熱が冷めてしまい、現在は Instagramからの写真投稿と、ブログの更新情報などを投稿するのがメインになっています。
しばらくFacebookについて一々気にしなくなっていたので、気づかずにいましたが、2015年5月から、日本でも「追悼アカウント管理人」を指定しておくことができるようになっていたようです。
先日、セキュリティ関連の問い合わせがあり、[設定]関連を見ていたら発見しました。
それまではFacebookアカウントの所有者が亡くなったら、親族や友人が申請して、追悼アカウントにする必要がありました。
しかし、事前に「追悼アカウント管理人」を指定しておくことで、そうした手間なく追悼アカウントに移行することができるようになったのです。
追悼アカウント管理人のできること・できないこと
追悼管理人にできること、できないことは何かみておきましょう。
追悼アカウント管理人にできること
Facebookヘルプに記載された中から抜粋し、私なりに表現をわかりやすくして記載します。
- 故人のプロフィールに投稿を書いて固定する
故人に代わって最後のメッセージをシェアしたりできる - プライバシー設定が[自分のみ]に設定されていても、投稿を閲覧する
- トリビュートを投稿できる人とその投稿を見ることができる人を選択する
- 新しい友達リクエストに対応する
- プロフィール写真やカバー写真を更新する
- 故人のアカウントの削除をリクエストする
※トリビュート投稿とはおそらく、トリビュートセクションへの投稿のことだと思います。
新しいトリビュートセクションの導入
毎月3,000万人以上の利用者の皆様が追悼アカウントを閲覧して、ストーリーを投稿し、その方の人生の歴史を称え、故人を偲んでいます。新しいトリビュートセクションでは、こうした機能を拡張し、家族や友人が投稿をシェアできる専用のタブを追悼アカウントに用意しました。操作はすべて、故人の元々のタイムラインを維持しながら行うことができます。この機能によって、故人を偲び、思い出させてくれる投稿を見つけることができます。
Facebookにおける故人を偲ぶ機能の改善について – Facebookについて
追悼管理人のできないこと
- 故人のアカウントにログインする
- 故人のメッセージを読む
- 故人の友達を削除する、または、新しい友達リクエストを送信する
追悼アカウント管理人とは、できること、できないことの詳細は下記のヘルプをご参照ください。
Facebook 追悼アカウント管理人の指定は、誰が、誰を、何人指定できるのか
では、この「追悼アカウント管理人」は誰が、誰を、そして何人、指定できるのでしょうか?
アカウント所有者本人が指定しなければいけない
追悼アカウント管理人を指定できるのはそのアカウントを所有している本人です。
すなわち本人が生前にFacebook 追悼アカウント管理人を指定しておく必要があります。
友だちであれば誰でも良い
本人が指定するものなので、Facebook 追悼アカウント管理人は、友だちであれば誰でもよいようです。
もちろん事前に了解を得ておかないとびっくりすると思いますのでそのへんはよしなに。
管理人として指定できるのは1人のみ
アカウントの回復のために設定する信頼できる連絡先は5人まで設定できます。
しかし、このFacebook 追悼アカウント管理人として指定できるのは1人のみです。
私は今回は3人いる子どものうち末っ子である娘を指定しました。
追悼アカウントとしないで、アカウントを削除することも可能です。
[clink url=”https://office-taku.com/201307/web/facebook/5293.html”]
Facebook 追悼アカウント管理人の指定方法
Facebookの追悼アカウント管理人を指定するのはとっても簡単です。
一度指定した追悼アカウント管理人を削除して別の人に変更することもできます。
以下、ブラウザ版とiPhoneアプリでの手順を記しておきます。
設定してからスクリーンショットをとったため、追悼アカウント管理人指定時の手順がわかり難いかもしれませんが、ご容赦下さい。
PCのブラウザの場合
- Facebookの画面右上にある▼をクリックし、[設定]を選択します。
- [アカウントを管理]右端の[編集] をクリックします。
- 友達の名前を入力し、[追加]をクリックします。
- 追悼アカウント管理人になってもらったことを友達に伝えるには、[送信]をクリックします。
iPhoneアプリの場合
- Facebookアプリにログインし、右下にある ≡ をタップします。
- 下へスクロールし、[設定とプライバシー]をタップします。
- [設定]をタップします。
- 下にスクロールし [アカウントの所有者とコントロール] をタップします。
- [追悼アカウントの設定]をタップします
- [追悼アカウント管理人を選択]をタップし、画面の指示に従います。
Facebook以外のアカウントの場合
Facebook以外のサービスのアカウントについて、本人が死亡した際の対処などをざっと調べてみました。
Facebookの追悼アカウント管理人のようなシステムはありません。似たものとしてはGoogleが提供しているアカウント無効化ツールというものがあります。
それ以外は本人が死亡した後は申請する形になり、Instagram以外は、アカウント(データ)の削除となるようです。
各サービスの該当ページへのリンクを記載して起きます。
アカウント所有者が亡くなった場合は下記のページにあるリンクから追悼アカウントへ変更するための申請ができます
>> 亡くなった方のInstagramアカウントを報告するにはどうすればよいですか。 | Instagramヘルプセンター
家族・友人などが申請することでアカウントの削除が可能です。
>> プライバシーフォーム | Twitter ヘルプセンター
こちらも家族・友人などが申請しアカウントの削除を申請することが可能です。
>> お亡くなりなった LinkedIn メンバーのプロフィールを削除する | LinkedInヘルプ
個人ユーザーの場合はアカウント無効化管理ツールを設定しておくことで、一定期間利用がない場合に削除させることができます。
アカウント無効化管理ツールを指定していない場合は、親族などが申請することでアカウントを削除することができます。
>> 死去したユーザーのアカウントに関するリクエストを送信する – Google アカウント ヘルプ
Apple(iCloud)
利用者が死亡した時点で一切の使用権利が消滅し、死亡証明書を提出した時点でデータを削除、とのことです。
>> Legal – iCloud – Apple
Evernote
利用規約の中の「私が死亡した場合、私のアカウントはどうなりますか?」という項目には次のように書かれています。
「基本登録情報をコンテンツへのアクセス方法と共に、遺書またはその他の財産相続計画に含め、ユーザが自身のアカウントへのアクセスを許可したい人に伝えるという方法をお勧めします。」 アカウントとパスワードなどの情報を遺書などに記しておきデータの処理を任せる、ということですね。
>> サービス利用規約 | Evernote
まとめ
TwitterやFacebook、Instagramなどは、実のところ放置されてしまったとしても特に問題はありません。個人的に。
Facebookはリアルな友人が多いので死後は何らかの告知をしてもらえると助かると思い、追悼アカウント管理人をしてしました。
また、Evernote や Google Driveにはスキャンした書類や写真、家族の思い出など、自分だけではなく家族にとっても大切なデータも多く存在します。
そうしたアカウントはEvernoteが提案するように、アカウント・パスワードなどの情報を遺書として残しておいたほうがよいですね。
人間の脳は楽観的に考えるように出来ているらしいですが、一度は自分の死後、どうするのか考えてみてもよいのかも知れません。