こんにちは。
@OfficeTAKUです。
7月29日 今日は何の日
今日は「アマチュア無線の日」
1952年7月29日、太平洋戦争中に禁止されていたアマチュア無線が再開されました。
今の若い人は、そもそもアマチュア無線の存在を知らない人が多いかもしれません。
Wikipediaからアマチュア無線についての定義を引用すると、
金銭上の利益のためではなく、無線技術に対する個人的な興味により行う、自己訓練や技術的研究[1]のための無線通信である。
日本では、運用する為の無線従事者免許証と、電波法に基づいた無線局免許状が必要である。
アマチュア無線 – Wikipedia
と、いうもの。これだけではピンとこないかもしれませんん。
例えば、タクシーの運転手さんが使ったり、「事件は現場で起こっている」と織田裕二さんが叫んでいた、車に積まれている無線機もその一種。
本来のアマチュア無線のイメージとしては、無線機を卓上において、アンテナを設置し、世界各国のアマチュア無線局と更新するというものです。
少なくとも私が子どものころ、1960年代から1970年代あたりは、今のようにインターネットもなく、世界とつながる一番手っ取り早い方法はこのアマチュア無線でした。
ハム、って言ってましたね。なぜ、ハムなのか、諸説あるようですが…
私の父は家電店を営んでいましたので、私がアマチュア無線について何か言ったのか、それとも父が一方的に奨めてくれたのかは忘れましたが、通信教育の教材をあてがわれたことがあります。確か、小学校4,5年のころでしょうか。
私は、もちろん興味はあったものの、いざ勉強始めると、当たり前ですが、完全に理系のもので、学研の「科学」と「学習」だったら、「学習」を選んでいた、完全文系の私にとっては難しいもので、早々に諦めてしまいました。
今になってみるともったいないことであったし、父にも悪いことをした、と後悔をしています。
無線機とアンテナさえ準備すれば(そう安くもないのですが)、世界中と交信することができるのですから、ほんとうに夢のあるものでした。
戦争となれば当然禁止されるものでしょう。
『この世界の片隅に』で、すずさんが眺めの良い田んぼの畦(だったかな?)に座って、眼下に広がる港の風景をスケッチしていただけで、憲兵に咎められる、というシーンがありました。
私の父が残してくれた、私が合うことのなかった戦死した叔父(招集されて海軍?にいた)からの手紙には、赤い「検閲」の印がはっきりと押されています。
個人の通信の自由など許されない時代です。
今も、インターネットの通信さえ規制される国があります。
規制されていなくても、世界中の国家権力はインターネットの通信も傍受しています。
スノーデンが明らかにしてくれた事実をみればわかります。
世界中の人々が自由に情報をやりとりできる、そうした状態こそが平和なのだと思います。
この国をそんな国にしないために、しっかりと私達は選択をして行きたいものです。
アマチュア無線に関しては下記のサイトなどを参考に
Henryk Kotowski (Kotoviski) [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons
7月29日 「アマチュア無線の日」 関連 書籍・ビデオ
流石にアマチュア無線関連のKindle本は少ないので無線関連とかなんとなく関係するものをピックアップしてみました。
三才ブックス『ゼロから始める受信入門 2017 最新版 三才ムック vol.932』 Kindle版
いろいろな無線を受信して聞くための入門書。
Kidle化されているのは、2017年が最新のようなので、こちらを。
三才ブックス『ゼロから始める受信入門 2017 最新版 三才ムック vol.932』 Kindle版
暮しの手帖編集部『戦争中の暮しの記録』 Kindle版
一度戦争になれば私達の暮らしはどうなるのか。
過去の記憶を記録として届けてくれる、この『戦争中の暮しの記録』、花森安治前命中に編集された最初巻。
アマチュア無線が禁止されるどころの話ではないことが、これを読むとよく分かるでしょう。
井上 伸雄『「電波」のキホン 周波数帯の再割り当てで注目される電波の世界』 Kindle版
本来、電波も公共のもの、人類共通の財産ですから、みんなで分け合って使わなければなりません。
そのためアマチュア無線も決まった周波数で、決められた規則に従って通信を行わなければなりません。
テレビにしてもそうですね。テレビ局は私企業とはいえ、公共の電波を割り当てられて放送がされています。本来は、放送内容などもしっかりとチェックして、公平な放送を心がけなければいけません。
と、話しはそれましたが、そんな、電波についての基本を知っておくことはじつは重要なことだと思います。
井上 伸雄『「電波」のキホン 周波数帯の再割り当てで注目される電波の世界』 Kindle版
映画『時の香り~リメンバー・ミー~』 Amazon Prime Video
この映画の何が無線と関係あるのか、とおもったら、無線を通じて時空を通り越した人と交信する、ところから、物語がはじまります。
初々しい感じの吹石一恵さんを観ることができます。
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映画『時の香り~リメンバー・ミー~』 Amazon Prime Videoずっと 会いたかった…。1979年。親友の幸子と共に、母校で教職実習を受ける筈だった女子大生の百合。幸子の突然の入院で彼女の代わりに通信クラブを受け持つことになった彼女は、ある夜、無線を通じて優二という青年と交信するようになる。ところが、驚いたことに彼は2001年の世界に生きていたのだ。時を超えた不思議な通信。やがてふたりは、互いの恋愛などを話すうち、次第に打ち解け合っていく。しかしある日、百合は優二の口から思わぬことを聞いてしまう。それは、優二の父親が百合が秘かな想いを寄せている高校時代の先輩の香取で、母親が幸子であるということだった。ショックを隠せない百合。そんな百合の父親へ対する気持ちを母親が押し入れに残して置いた手紙で知った優二は、2001年の百合に会いに彼女の勤める学校へ赴く。果たしてそこには、過去の失恋を乗り越え、立派な教師になった百合が颯爽と歩いていた。
7月28日「アマチュア無線の日」の電子書籍 Amazon Kindle日替わりセール
閑話休題、本日のKindle日替わりセール3冊のご紹介です。
Kindleって何?って言う方は下記の記事をお先に読んでみて下さいね。
[clink url=”https://office-taku.com/amazon-kindle-reason.html”]
2019年7月29日 月曜日 の Kindle日替わりセール 3冊です。
人見孝『止水-幕末の忍び- 上』 (A-WAGON文庫) Kindle版
人見孝『止水-幕末の忍び- 上』 (A-WAGON文庫) Kindle版
坂田 阿希子『和えるおかず』 Kindle版
平山真也『成功に奇策はいらない――アパレルビジネス最前線で僕が学んだこと』 Kindle版
平山真也『成功に奇策はいらない――アパレルビジネス最前線で僕が学んだこと』 Kindle版
[clink url=”https://office-taku.com/201807/web/webservice/9733.html”]