こんにちは。
@OfficeTAKUです。
iOS 15.2 がリリースされていることに、気付きアップデートしました。
デジタル遺産プログラム
このiOS 15.2 の新しい機能の一つに「デジタル遺産プログラム」があります。
デジタル遺産プログラム
デジタル遺産プログラムで故人アカウント管理連絡先になる人を指定しておけば、あなたが亡くなった時に、その人たちがあなたのアカウントと個人情報にアクセスできます。
もし私が死んでしまったあと、私が指定した人であれば、私の Apple ID (iCloudにあるデータ)にアクセスできる機能です。
オンライン上でやり取りしていた方が突然亡くなってしまう、という事態になんどか遭遇しました。
SNSのアカウントなど放置されたままだと、乗っ取りにあってしまうケースもあります。
[clink url=”https://office-taku.com/202005/web/webservice/16365.html”]
Facebook では2018年に同様の機能がリリースされ、すぐに設定をしておきました。
[clink url=”https://office-taku.com/201809/web/facebook/10490.html”]
3年前に養父を、今年 2021年は実母と養母の二人を見送りました。
私も一つずつ年を重ねていっています。
歳を取ること以前に、いつ何があってもおかしくないこの世の中ですから、死後のことを考えておくのは決して早すぎることもないかと思います。
「故人アカウント管理連絡先」 の設定方法
この「デジタル遺産プログラム」の機能が「故人アカウント管理連絡先」という名称です。
設定事態は特に難しいことはありません。
ただし、前提として、
自分だけでなく個人アカウント管理連絡先となってもらう相手も iOS 15.2 にアップデートしていること
これ、ちゃんと確認しておきましょう。
私は娘を管理連絡先に指定したのですが、まだ娘がアップデート前で、後述するメッセージが表示されてしまいました。
設定手順
- ホーム画面から[設定]をタップして[設定]を開きます。
- 自分の名前(アカウント)をタップします。
- [パスワードとセキュリティ]をタップします。
- [パスワードとセキュリティ]を画面を上にスワイプします。
- [故人アカウント管理連絡先]をタップします。
- [個人アカウント管理連絡先を…]をタップします。
- [故人アカウント管理連絡先]画面を上にスワイプします。
- [故人アカウント管理連絡先を追加]をタップします。
- 故人アカウント管理連絡先の候補となる人が表示されます。
私の場合はファミリー共有を駆けている3人の家族が表示されました。
故人アカウント管理連絡先として指定したい人を選択します。
- [アクセスキーの共有方法を選択]画面が開きます。
今回は[メッセージを送信]を選択してみました。
- [アクセスキーを○さんと共有]画面が表示されます。
メッセージのテンプレートが表示されています。
画面を上にスワイプします。
- メッセージが編集できたら[送信]ボタンをタップします。
- 確認の画面が表示されます。
[完了]ボタンをタップします
お疲れさまでした。これで完了、、、のはずです。
相手がiOSをアップデートしていない時
[完了]ボタンをタップした直後 下記のようなメッセージが表示されます。
(メールアドレス)さんはご自身をあなたの故人アカウント管理連絡先から削除しました。(後略)
いやぁ、これにはまいりました。
もしかしたら、娘に見放されたのか、とも思いました。
しかし、このメッセージは[完了]ボタンを押してすぐに表示されました。
本人が拒否したような挙動ではありません。
前述のように、相手がiOSアップデートをしていないことが原因のようです。
Appleのサポートサイトに下記のような文章がありました。
まとめ
iOS 15.2 の新機能「デジタル遺産管理プログラム」とは、
[故人アカウント管理連絡先]を指定しておくことで、死後に自分のアカウントと個人情報をその人に管理してもらえるようにする機能
この「デジタル遺産管理プログラム」のような仕組みがなければ、いくら家族でも故人のアカウントにアクセスするためには面倒な手続きが必要になります。
死後、家族などの負担を減らすためにも有効に活用したいものです。