[レビュー] 手軽にVR動画を撮影できる Lenovo Mirage Camera with Daydream

Lenovo Mirage Camera with Daydream Hard・Acc

こんにちは。
@OfficeTAKUです。

Lenovoさんより、VRカメラ 「Lenovo Mirage Camera with Daydream」貸出いただき試用させていただきましたので、レビューさせていただきます。

誰でもカンタンにVRコンテンツが作れる「Lenovo Mirage Camera with Daydream」

今回貸出頂いた製品の中で一番手軽で、私にとって有用だったのがこちらの「Lenovo Mirage Camera with Daydream」です。
VRコンテンツというもの、見たことくらいはもちろんありますが、どんな機器でどんな風に撮影するのかなど、ほとんど知識がありませんでした。

届いたカメラを見た時は、レンズが2つあるもののディスプレイもファインダーもなく、どうするんだろう!っていうのが正直な感想でした。

まずはこの「Lenovo Mirage Camera with Daydream」についての紹介文と仕様を公式サイトから転載します。

Lenovo Mirage Camera with Daydream は、誰でも簡単にVRコンテンツが作れる手のひらサイズのVRカメラです。
手軽に上下左右180度の4K映像が撮影できるVR180対応 4K 2眼カメラ。
手ぶれ補正機能により、VR映像のブレを抑えます。

名 称: Lenovo Mirage Camera with Daydream
プロセッサー: Qualcomm APQ8053 オクタコア プロセッサー ( 2.2GHz )
初期導入OS: Android
メモリー: 2.0GB LPDDR3
ストレージ1: 16GB
バッテリー: リチウムイオンポリマーバッテリー x2
ワイヤレス: IEEE 802.11 ac/a/b/g/n (WiFi準拠)1×1 + Bluetooth 4.2

出展:Lenovo Mirage Camera with Daydream|Lenovo

Lenovoオンラインストアで詳細をみる:「Lenovo Mirage Camera with Daydream」

以下、開封の儀から使用してみての詳細な感想です

「Lenovo Mirage Camera with Daydream」 開封の儀

本体と同梱品は、説明書、バッテリーx2、充電器、USB Type-C 充電用ケーブル 、ポーチ
Lenovo Mirage Camera with Daydream

側面に充電用のポートとmicro SDカード用のスロットがあります。
Lenovo Mirage Camera with Daydream

ボタン類は電源ボタン外3つのシンプルな作りです。
Lenovo Mirage Camera with Daydream

Lenovo Mirage Camera with Daydream を 使うためには iPhoneアプリと連携します

冒頭にも記した通りレンズは2つあるものの、ファインダーもなければ、ディスプレイもありません。
どうやって撮影するのか?と疑問でしたがスマホアプリと連携して撮影することになります。

私は iPhone X を利用していますので、AppStoreで下記の Google VR 180 をダウンロードしてインストールしました。

‎「VR180」をApp Storeで

アプリを立ち上げ、カメラと連携させますが、特に戸惑うこともなく、指示通りですんなりと繋がりました。
撮影の時は片手でMirage Camera、片手で iPhone ということになります。
カメラを固定して持ち歩けるグッズなどがあるとよいと思います。

Lenovoオンラインストアで詳細をみる:「Lenovo Mirage Camera with Daydream」

Lenovo Mirage Camera with Daydream で撮影した動画をYouTubeへアップロード

アップロード方法により上手くVR動画にならないことがあります。

iPhone経由Macへ メタデータが添付されず

少し記憶が曖昧なのですが、最初に動画をMacの写真アプリに取り込んだ気がします。
Macへ取り込んでアップロードした時は下のようにレンズ2つで撮影した生データ?のような形になってしまいました。
Lenovo Mirage Camera with Daydream
→ 実際の動画はこちら(YouTubeへ)

そこであれこれ探して見つけたのが

Metadata Injector
Releases · google/spatial-media · GitHub
YouTubeのヘルプ
360° 動画のアップロード – YouTube ヘルプ

上記のMetadata Injectorで一度変換する必要がありました。

iPhoneアプリ VR180 からアップロードしたら通常の動画に

iPhoneのVR 180アプリの共有ボタンから[YouTubeで開く]でアップロードできましたが、VRにはならず、普通の動画になってしまいます。
Lenovo Mirage Camera with Daydream

microSDのデータをパソコンにコピーしYouTubeへアップロード VR動画として認識

ところが、今回、
動画データはmicroSDカードからパソコンにコピーしてアップロードしました。
すんなりとVR動画として認識してくれました。

SDカードのデータは Window PCのカードスロットからネットワーク共有しているUSBへ。
そこからMacでYouTubeへアップロードしたのです。

この辺りの仕様・方法による認識の違いは私には理解できませんので、詳しい方のお知恵を拝借したいと思います。

しかし、今回の発見で、おそらくこの Lenovo Mirage Camera with Daydream で撮影さえできれば、素人でも簡単にVR動画が出来上がってしまうということがわかりました。

Lenovo Mirage Camera with Daydream で撮影した動画

では、いくつか私の作成した VR動画をご覧下さい。

御経塚馬場川緑道の地下道(初めてのVR動画) – Lenovo Mirage Camera with Daydream –

こちらは最初に撮影したものです。
最初の方ではカメラを持つ指が映り込んでいます。

正雲寺から飛騨市内を望むVR -Lenovo Mirage Camera with Daydream-

飛騨高山へお墓参りに行った時の動画です。
正雲寺は高台にある由緒あるお寺。
晴天にも恵まれ、飛騨市内を一望、高いところ苦手なので、ちょっと足をすくませながら撮影しました。

中橋から高山市政記念館をVR撮影 -Lenovo Mirage Camera with Daydream –

高山市内、陣屋近くの中橋からの眺め、それから高山市政記念館の中を撮影してみました。

後述しますがVRカメラの特性を知らず、ずいぶんと下手な撮影ですがご容赦下さい。

[clink url=”https://office-taku.com/201811/recommend/gourmet/11439.html”]

Lenovo Mirage Camera with Daydream 撮影上の注意点

今回、Lenovo Mirage Camera with Daydream で撮影してみて気づいたこと、注意点を記しておきます。

広角なレンズなので映り込みに注意

カメラの持ち方や、同行する人などが思わず映り込む危険性が大です

筐体のサイズが自撮り棒やホルダーの最小幅とほぼ一緒固定するには何かしら工夫が必要

今回購入した自撮り棒も、以前購入したスマホ用の三脚固定ホルダーも、挟む部分のサイズが同じです。
そこへ、Lenovo Mirage Camera with Daydream がピッタリと入ります。
下の写真をみていただくとわかるようにきれいに収まっています。
隙間がないくらいピッタリとハマるサイズですが、しっかりと締めつけられずスルリと抜ける状態。
Lenovo Mirage Camera with Daydream
Lenovo Mirage Camera with Daydream の本体底面には三脚固定用のネジ穴がありますので、三脚に直接固定すればしっかりと固定できます。

自撮り棒では、若干ホールドする部分を上向きにして、落ちないようにソロリソロリと動いていればいいのですが、ヒヤヒヤしました。
上に掲載した「高山市政記念館」の動画もそんな風にして撮影しました。
薄いゴムでも挟むとよいかと思います。

パンや移動はゆっくりと

せっかくのVR動画なのでカメラをパンする時や移動しながらの撮影時も、普通の動画撮影よりさらに動きをゆっくりとした方がよいかと思います。
上に掲載した動画は総じて悪い見本ですね。
早すぎて目が回りそうですし、せっかくの周囲の景色を観ることにも不自由になってしまいます。

「Lenovo Mirage Camera with Daydream」 はアイデア次第で大いに活用できます

今回 Lenovo Mirage Camera with Daydream を試用させてもらってわかったことは、VRという大した技術がこんなに手軽にできるようになったんだなぁ、ということです。

どんなことに向いているかなと思い考えてみると、

  • 賃貸物件の部屋の中とか、お店などの中を撮影する
    これはもう広く現在行われていますね。
    私のオフィスも撮影して掲載しようかと思いましたが散らかっていてお恥ずかしいのでやめました。
  • 目的地までの道のりを撮影する
    私のような超方向音痴でも周囲の風景を確認でき道にまようことがない
  • 子どもたちの工作などを撮影しておく
    いずれは捨てるしか無いものもVRで残せる

なんて、ありきたりなんでしょう。

きっと使う人が使えば素晴らしい作品が出来上がることと思います。

他の方のレビューなどを読むと、長時間使えない(熱でフリーズするらしい)などということもあるようです。
今回、私が試用している限りは(撮影した最長の動画が5分30秒でした)全く問題ありませんでした。

Lenovo Mirage Camera with Daydreamは執筆時点での直販価格で3万5千円弱。
手軽にVRの世界を創造できるのでオススメできる商品です。

Lenovoオンラインストアで詳細をみる:「Lenovo Mirage Camera with Daydream」

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