こんにちは。
@OfficeTAKUです。
2020年、行き先の分からぬ東京オリンピックの開催予定年です。
しかし、2020年はMicrosoft のOS Windows 7 と アプリケーション Office 2010の延長サポートが終了する年でもあります。
製品が使えなくなることはありませんが、非常に危険です。
延長サポート終了までには新しいバージョンへの移行をしておくべきです。
しかし、延長サポートって何?、何が危険なの?
という方も多いかと思いますので、簡単にまとめてみたいと思います。
2020年に延長サポートが終了する製品
製品にも寿命があります。
Microsoftでは製品のライフサイクルを定めています。
基本的には10年で、その期間はサポートが受けられます。
後述しますが、発売から55年間のメインストリームサポートとその後5年間の延長サポートが提供されます。
現在、延長サポート中で2020年には延長サポートが終了する製品、要するに寿命を終える製品が2つあります。
2020年1月14日 Windows 7 延長サポート終了
Windows 7 は 2009年10月22日よりライフサイクルがスタート。
メインサポートが2015年1月13日に終了。
延長サポートが 2020年1月14日に終了します。
2020年10月13日 Office 2010 延長サポート終了
Office2010は 2013年7月23日にライフサイクルがスタート。
メインサポートが 2015年10月13日に終了。
延長サポートが 2020年10月13日に終了します。
Office製品のライフサイクルは短めです。
こんな風に製品によってライフサイクルは違ってきています。
後述するライフサイクルの検索などでご自分の製品のライフサイクル・サポート終了時期を把握し、計画を立てるとよいですね。
Windows・Office には2種類のサポートがある
Microsoftの公式サイトには下記のように記述されています。
マイクロソフトでは、製品発売後、最低 5 年間のメインストリーム サポートと、最低 5 年間の延長サポート (合計最低 10 年間) を提供しています。
「メインストリーム サポート」と「延長サポート」という2種類のサポートがあるのです。
サポートは、リリース後見つかった製品の不具合を修正したり、新たな機能を追加したり、セキュリティ更新プログラムを更新したり、といったものになります。
サポート期間中はユーザーがWindowsやOfficeを安心して使えるように、日々チェック・メンテナンスが行われる、というようなイメージになります。
メインストリーム サポート と延長サポートの違い
この「メインストリーム サポート」「延長サポート」2つのサポートの違いをみておきましょう。
メインストリーム サポート |
延長サポート | サポート終了 | |
---|---|---|---|
仕様変更、新機能のリクエスト | ◯ | × | × |
セキュリティ更新プログラム | ◯ | ◯ | × |
サポート対象の製品カテゴリ | 全製品 | ビジネス開発製品のみ | 全製品 |
メインストリームサポート期間中はセキュリティのみならず、製品の仕様や新機能もサポートされる。
延長サポートではセキュリティ更新プログラムのみ提供される。
延長サポートが終了してしまえば、サポートが一切なくなる、ということです。
そして、特に問題なのが「セキュリティ更新プログラム サポートが終了してしまう」ということです。
これは今の時代、大変なことになります。
インターネットに繋がない、Excelで自分の必要なデータを処理するだけ、というような場合で無い限り、使ってはいけない状態になります。
この、基本のサポート期間を考慮して、Windows、Office 製品の入れ替えを考慮しておく必要があります。
現行製品のライフサイクル・サポート期間
現在、サポート期間中のWindowsとOfficeを一覧にしてみました。
Windows のライフサイクル・サポート期間
Windows Vista 以前のWindowsはすべてサポート終了しています。
もし、お使いの方はインターネットに繋げないでください。
製品名 | ライフサイクル開始日 | メインストリームサポート 終了日 |
延長サポート 終了日 |
---|---|---|---|
Windows 7 | 2009年10月22日 | 2015年1月13日 | 2020年1月14日 |
Windows 8.1 | 2013年11月13日 | 2018年1月9日 | 2023年1月10日 |
Windows 10 |
大雑把にまとめた一覧です。
詳細は下記のMicrosoft公式サイトでご確認下さい。
ご存じですか? OS にはサポート期限があります! – Microsoft atLife
Windows 10に関しては複数のリリースがあり複雑です。
下記の公式サイトの記事を参考にしてください。
Windows ライフサイクルのファクト シート – Windows Help
Office のライフサイクル・サポート期間
製品名 | ライフサイクル開始日 | メインストリームサポート 終了日 |
延長サポート 終了日 |
---|---|---|---|
Office 2010 | 2013年7月23日 | 2015年10月13日 | 2020年10月13日 |
Office 2013 | 2014年2月25日 | 2018年4月10日 | 2023年4月11日 |
Office 2016 | 2015年9月22日 | 2015年10月13日 | 2025年10月14日 |
Office 2019 * | 2018年9月24日 | 2023年10月10日 | 2025年10月14日 |
* Office2019 は、Office Home & Business 2019 の検索結果を記載
詳細は下記のMicrosoft公式ページで
ご存じですか? Office にはサポート期限があります – Microsoft atLife
Office 2010 をお使いの企業の皆さまへ今すぐお伝えしたい大切なお話 – Microsoft Office 2010
Office 365 であればサポート期間を意識することなく利用することができます。
Office 2010 の延長サポートを期に Office 365 に切り替えることも選択肢に入れてよいかと思います。
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Microsoft 製品のライフサイクルを検索する
Microsoft製品のライフサイクルは下記のページで検索が可能です。
まとめ:サポート終了製品を使い続けることは命綱なしで高い崖の上にいるのと同じ
ご存知のようにインターネットでは、悪意を持った攻撃、詐欺など企みが溢れています。
そんな中でサポートが終了した製品を使い続けることは大変危険です。
セキュリティプログラムの更新がされませんので、
- マルウエアへの感染・未知のウイルスによる被害
- フィッシング詐欺・なりすましの被害
- 個人上の漏洩の危険性
といった危険がつきまとうのです。
被害者になるだけではありません。
友人や取引先をも巻き込み加害者となってしまうのです。
使えるからいいや!ではなく、迷惑をかけないためにも必ず新しい製品、バージョンへの切り替えを!
製品のライフサイクル守って楽しいパソコン生活を!