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[レビュー] リンダ・リウカス『ルビイのぼうけん こんにちは!プログラミング』:プログラミングへの優しく楽しい入り口

こんにちは。
@OfficeTAKUです。

本日 2019年2月27日のKidle日替わりセールになっている『ルビィのぼうけん』を購入し読んでみました。

リンダ・リウカス『ルビイのぼうけん こんにちは!プログラミング』

以前から気になっていた書籍です。
ブクログにもレビューを書きました。
『ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング [電子書籍]』のレビュー リンダ・リウカス (Poohさん) – ブクログ
貼り付けようと思いましたが、スタイルいじらないとちゃんと表示できないようで、またこちらでも書きたいと思います。

私にとっては、プログラミングなんて頭の痛くなること。
でも、興味のあることでもあります。

ストーリーを通してプログラミング的思考に自然と触れることができる良書

この絵本の主人公はルビィ。
元気で空想家で新しいことを覚えるのが好きで、諦めるのが嫌いな女の子。

そのルビィが大好きなパパからの置き手紙をもとに宝石を集めに旅にでるところから始まります。
旅といっても外へ出歩くものではありません。

ルビィは計画をたて、友だちを訪ねて宝石を集めに行きます。
とても頭がいいけれど時々言っていることがむずかしくてわからない「ペンギンたち」、美しく礼儀正しく一人でいることが好きな「雪ひょう」、庭仕事が好きで楽しいけれどズボラな「きつねたち」、何百人も兄弟がいて、なんでもできる「ロボットたち」、そしてパイソンっていう蛇を勝っている頑固な「ジャンゴ」とい子。

それぞれの友だちのところで「プログラマー的思考方法」が身につくストーリーになっています。
「ペンギンたち」には曖昧な表現で質問をしたため答えがバラバラ、何を言っているかわからない。そこで詳細に説明をする、そして明確な指示をする必要がある、ということを学びます。おなじようにそれぞれの友だちのところで、遭遇する問題がプログラミング際の思考方法をなぞるように解決していくのです。

わかりやすくて、私のような文系の人間にはありがたい絵本です。

最後には絵本の中でルビィが体験したことを実際にやってみるワークが用意されています。
大人向けに、このワークでやることは、プログラミングではどのような処理なのか、どんな言葉で表されているのか解説がかかれています。
また、ワークで使用するプリント類は公式サイトからダウンロードできるようになっています。

『ルビィのぼうけん』特設サイト
Meet Ruby | Hello Ruby

ルビィのぼうけんシリーズ

現在、このルビィの冒険はシリーズかされて下記の

リンダ・リウカス『ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ』

リンダ・リウカス『ルビィのぼうけん インターネットたんけん隊』

『コンピューターを使わない小学校プログラミング教育 “ルビィのぼうけん”で育む論理的思考』

実際に、この『ルビィのぼうけん』を利用した、コンピューターを使わないプログラミング教育も実践されています。
こちらは、その実践例が紹介されている書籍。

A delightful way to teach kids about computers | Linda Liukas

『ルビィの冒険』著者 リンダ・リウカスさんのTEDスピーチです。
なんと、CERNで行われているのですね。インターネットの歴史を語る上で欠かせない場所です。

まとめ

この絵本で得ることができる「「プログラマー的施工方法」の基本的な考え」は実はプログラミングだけではなく、実生活の中でも十分に役立つもの。
プログラミング関係なくしても、こうした考え方に触れておくのはよいことだと思います。

特に「教育」としてプログラミングが取り扱われる時に大人たちが忘れてはならないこと、この絵本の言葉からピックアップしてまとめとしておきます。

  • コードを書くことが、楽しい遊び心に満ちていること
  • 遊びは学習の核になる
  • どんな大きな問題も、小さな問題のあつまり
  • 新しいことをするには、いっぱい失敗するしかない

失敗してもあきらめずに成長していきたい、そんな大事なことも教えてくれるすてきな絵本です。

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