こんにちは。
@OfficeTAKUです。
Microsoft Office Specialist(MOS モス) は、その名の通り、WordやExcel、PowerPoint など、一般的に利用されることの多い マイクロソフト オフィス のスキルを証明するための資格です。
[clink url=”https://office-taku.com/pclicense/microsoft-office-specialist.html”]
かつては Microsoft Office Users Specialist(MOUS マウス)という名称でした。
そんな頃からインストラクターしてますので、若いつもりですが実は年取ってるんだな、とあらためて感じる今日このごろです。
さて、今回は、MOS Excel 2016 スペシャリスト(一般)で出題される関数についてです。
MOS Excel 2016 エキスパート(上級)で出題される関数一覧は下記の記事をご参照ください。
[clink url=”https://office-taku.com/202003/sikaku/mos/15825.html”]
Excel 2016 スペシャリスト(一般)出題範囲 に掲載されている関数は16種類
オデッセイ株式会社によるMOS公式サイトに出題範囲を記載したPDFファイルへのリンクがあります。
その出題範囲には記載されている関数が含まれている項目を抜き出してみます。
SUM 関数を使用して計算を行う
MIN、MAX 関数を使用して計算を行う
COUNT 関数を使用して計算を行う
AVERAGE 関数を使用して計算を行う
IF 関数を使用して論理演算を実行する
SUMIF 関数を使用して論理演算を実行する
AVERAGEIF 関数を使用して論理演算を実行する
COUNTIF 関数を使用して統計的演算を実行する
RIGHT、LIFT、MID 関数を使用して文字の書式を設定する
UPPER、LOWER、PROPER 関数を使用して文字の書式を設定する
CONCATENATE 関数を使用して文字の書式を設定する
以上、16種類の関数が記載されています。
ただ、この出題範囲の冒頭には下記のような注意書きがあります。
※ 出題範囲は以下の操作や機能を含みますが、これらに限定されるものではありません。
→ Excel 2016 スペシャリスト(一般)|MOS公式サイト
関数は基本的なものばかり
個人的な感想ですが、関数としては基本を押さえたものになっていると思います。
もしかしたら、「フラッシュフィルがあるのに文字列操作関数意味ある?」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、文字列操作関数は引数のとり方など関数を理解する上で、基本的な考え方がわかる関数なのです。
「関数はパズルだ」ということを言う人もいます(私もです)。考え方の訓練にはよい関数なのです。
以前は、一般のレベルに財務関数(PMTとFV)が出題されたりしていましたが、そちらは現在ではエキスパートレベルで出題されています。
FOM MOS Excel 2016 対策テキストに掲載されている関数は18種類
MOSの対策テキストは現在、FOM出版、日経BP社から発売されています。
ここでは、FOM出版のテキスト『よくわかるマスター Microsoft Office Specialist Microsoft Excel 2016 対策テキスト&問題集』に掲載されている関数を一覧にしました。
出題範囲に記載された関数の他、COUNTAとCOUNTBLANKの2つの関数が加わり、計18種類の関数が登場します。
下記の表がその一覧です。
項目のうち「頁」は初出のページ、「M1〜M5」は模擬試験プログラムの問題1〜5を表しています。項目内の「P」はプロジェクト、ハイフン後の数字は何番目のタスクかを表しています。
No. | 関数名 | 分類 | 頁 | M1 | M2 | M3 | M4 | M5 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | AVERAGE | 統計 | 179 | P1-5 | P1-4 | P1-1 | ||
2 | AVERAGEIF | 統計 | 189 | P6-2 | P7-2 | P4-3 | ||
3 | CONCATENATE | 文字列操作 | 198 | P1-2 | P4-4 | |||
4 | COUNT | 統計 | 183 | P2-2 | ||||
5 | COUNTA | 統計 | 183 | P7-2 | ||||
6 | COUNTBLANK | 統計 | 183 | P1-6 | P3-4 | |||
7 | COUNTIF | 統計 | 191 | P3-3 | P1-5 P4-3 | |||
8 | IF | 論理 | 185 | P3-3 | P4-1 | P2-2 | ||
9 | LEFT | 文字列操作 | 193 | P4-3 | ||||
10 | LOWER | 文字列操作 | 196 | P6-1 | ||||
11 | MAX | 統計 | 181 | P4-3 | P5-1 | |||
12 | MID | 文字列操作 | 193 | P4-3 | ||||
13 | MIN | 統計 | 181 | P1-5 | ||||
14 | PROPER | 統計 | 196 | P4-4 | ||||
15 | RIGHT | 文字列操作 | 193 | P4-3 | ||||
16 | SUM | 数学/三角 | 177 | P2-2 | ||||
17 | SUMIF | 数学/三角 | 187 | P3-2 | P2-3 | |||
18 | UPPER | 文字列操作 | 196 | P4-1 |
※上記の表はWordPress プラグイン「TablePress」を利用して作成しました。
[clink url=”https://office-taku.com/201809/web/wordpress/10609.html”]
こんな場合はこの関数、と覚えるまで繰り返す
取り上げられている関数はどれも基本的なもの。
「関数」というだけで拒否反応を示す場合もあるかもしれませんが、ここで取り上げられた関数は、問題を繰り返してこなせば、必ずできるようになります。
関数の基本も身につきますのでぜひチャレンジしてみてください。
まとめ:関数はパズルだ
関数は複雑な計算をあっという間にしてくれる魔法のコトバ。
かっこ()の中の「引数(ひきすう)」に、セルや数値をはめ込むだけ。
楽しいものです。
MOSは独学でも十分合格可能。
テキストの本編(学習部分)を最低3回、模擬試験を5回くらい繰り返し、操作を体に染み込ませれば必ず合格できます。
学習方法の詳細は下記の記事を参考にしてください。
[clink url=”https://office-taku.com/201901/sikaku/mos/12025.html”]
[clink url=”https://office-taku.com/201901/sikaku/mos/12034.html”]