こんにちは。
@OfficeTAKUです。
Microsoft Office Specialist(MOS モス) は、その名の通り、WordやExcel、PowerPoint など、一般的に利用されることの多い マイクロソフト オフィス のスキルを証明するための資格です。
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前回、MOS Excel 2016 スペシャリスト(一般)レベルで出題される関数を紹介しました。
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今回は、MOS Excel 2016 エキスパート(上級)で出題される関数についてです。
Excel 2016 スペシャリスト(エキスパート)出題範囲内の関数を確認
オデッセイ株式会社によるMOS公式サイトに出題範囲を記載したPDFファイルへのリンクがあります。
その出題範囲には記載されている関数が含まれている項目を抜き出してみます。
AND、OR、NOT 関数を使って論理演算を行う
関数をネストして論理演算を行う
SUMIFS、AVERAGEIFS、COUNTIFS 関数を使って論理演算を行う
VLOOKUP 関数を使ってデータを検索する
HLOOKUP 関数を使ってデータを検索する
MATCH 関数を使ってデータを検索する
INDEX 関数を使ってデータを検索する
NOW、TODAY 関数を使用して日付や時刻を参照する
日付関数や時刻関数を使って数値をシリアル値にする
キューブ関数を使ってExcelデータモデルからデータを取り出す
財務関数を使ってデータを計算する
GETPIVOTDATA関数を使用してピボットテーブル内のデータを参照する
以上、かなり範囲が広くなっています。
さらに、この出題範囲の冒頭には下記のような注意書きがあります。
※ 出題範囲は以下の操作や機能を含みますが、これらに限定されるものではありません。
→ Excel 2016 エキスパート(上級)|MOS公式サイト
関数の難易度は一般よりもかなり高い
スペシャリスト(一般)で既出の関数はもちろん、このエキスパート(上級)レベルでは関数の種類も多くなり、論理関数
FOM MOS Excel 2016 Expert 対策テキストに掲載されている関数は41種類
MOSの対策テキストは現在、FOM出版、日経BP社から発売されています。
ここでは、FOM出版のテキスト『よくわかるマスター Microsoft Office Specialist Microsoft Excel 2016 Expert 対策テキスト&問題集』
に掲載されている関数を一覧にしました。
テキスト本編で取り上げられている関数の他、模擬試験では、SUM、COUNT などの2つの関数が加わり、計44種類の関数が登場します。
下記の表がその一覧です。
項目のうち「頁」は初出のページ、「M1〜M5」は模擬試験プログラムの問題1〜5を表しています。
項目内の「P」はプロジェクト、ハイフン後の数字は何番目のタスクかを表しています。
ページ数が空白の関数は一般で既出のもので模擬試験には出てきたものです。
No. | 関数名 | 分類 | 頁 | M1 | M2 | M3 | M4 | M5 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | AND | 論理 | 147 | P1-1 | P1-2 | |||
2 | AVERAGE | 統計 | P5-1 | |||||
3 | AVERAGEIFS | 統計 | 151 | P1-4 | P2-1 P4-1 | |||
4 | CONCATENATE | 文字列操作 | 146 | |||||
5 | COUNT | 論理 | P5-2 | |||||
6 | COUNTIFS | 統計 | 151 | P4-2 | P5-2 | P4-2 | ||
7 | CUBEKPIMEMBER | CUBE | 227 | |||||
8 | CUBEMEMBER | CUBE | 219 | |||||
9 | CUBEMEMBERPROPERTY | CUBE | 227 | |||||
10 | CUBERANKEDMEMBER | CUBE | 224 | P3-4 | ||||
11 | CUBESETCOUNT | CUBE | 227 | |||||
12 | CUBESET | CUBE | 224 | |||||
13 | CUBEVALUE | CUBE | 219 | P5-6 | ||||
14 | DATE | 日付/時刻 | 169 | |||||
15 | DAY | 日付/時刻 | 171 | |||||
16 | FV | 財務 | 196 | |||||
17 | GETPIVOTDATA | 検索/行列 | 269 | P3-2 | ||||
18 | HLOOKUP | 検索/行列 | 157 | P1-2 | P4-2 | P3-2 | ||
19 | HOUR | 日付/時刻 | 173 | P2-3 | ||||
20 | IF | 論理 | 144 | P1-1 | P1-2 | P1-2 | P1-4 P3-3 |
|
21 | INDEX | 検索/行列 | 165 | P5-2 | ||||
22 | IRR | 財務 | 201 | P1-4 | ||||
23 | LEFT | 文字列操作 | 146 | |||||
24 | LOOKUP | 検索/行列 | 161 | P2-1 | ||||
25 | MATCH | 検索/行列 | 163 | P5-2 | ||||
26 | MINUTE | 日付/時刻 | 173 | |||||
27 | MONTH | 日付/時刻 | 171 | P5-3 | ||||
28 | NETWORKDAYS | 日付/時刻 | 177 | P2-4 | ||||
29 | NOT | 論理 | 147 | P4-5 | ||||
30 | NOW | 日付/時刻 | 167 | |||||
31 | NPER | 財務 | 199 | |||||
32 | OR | 論理 | 147 | P4-5 P5-1 | P1-2 | P3-3 P5-5 |
||
33 | PMT | 財務 | 194 | P3-4 | ||||
34 | PV | 財務 | 196 | P4-3 | ||||
35 | ROUNDUP | 数学/三角 | 200 | |||||
36 | SECOND | 日付/時刻 | 173 | |||||
37 | SUM | 数学/三角 | P1-4 | |||||
38 | SUMIFS | 数学/三角 | 151 | P2-4 | ||||
39 | TIME | 日付/時刻 | 169 | P2-2 | ||||
40 | TODAY | 日付/時刻 | 167 | P2-1 | ||||
41 | VLOOKUP | 検索/行列 | 157 | |||||
42 | WEEKDAY | 日付/時刻 | 175 | P2-3 | ||||
43 | WORKDAY | 日付/時刻 | 177 | P3-1 | ||||
44 | YEAR | 日付/時刻 | 171 | P1-2 |
※上記の表はWordPress プラグイン「TablePress」を利用して作成しました。
[clink url=”https://office-taku.com/201809/web/wordpress/10609.html”]
繰り返し問題を解き組み合わせに慣れる
Expertでは関数単独ですんなりとした数式とはいかず、複数の関数を組み合わせたりネストさせたり、複雑になってきます。
本編の問題、章末の確認問題、そして模擬試験を繰り返し慣れることが大事です。
まとめ:CUBE関数は攻略するか捨てるか
関数のネストなどは、問題を解いていくうちにできるようになると思います。
問題なのはCUBE関数の扱いです。
データベースと接続して様々な分析に利用できるというのがCUBE関数。
しかし、非常に複雑、実際に利用する環境もめったになく、難易度はかなり高くなります。
問題を解いていても、これだ、なるほど、納得感が得られにくいと思います。
この機会に攻略して自分のものにできる方は多くないのでは。
CUBE関数がどうしてもわからない、という場合はもう潔く捨ててしまって、他の関数や機能を確実に解けるようにしたほうがよいでしょう。
エキスパート レベルと言えど、一般や他の科目と同様、テキストを繰り返すことで十分独学でも合格可能です。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
学習方法の詳細は下記の記事を参考にしてください。
[clink url=”https://office-taku.com/201901/sikaku/mos/12025.html”]
[clink url=”https://office-taku.com/201901/sikaku/mos/12034.html”]