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7月24日 「河童忌」の 関連書籍と Amazon Kindle日替わりセール

Kindle Daily Sale 24 電子書籍

 

こんにちは。
@OfficeTAKUです。

7月24日 今日は何の日

今日は「河童忌」
1927年(昭和2年)7月24日 芥川龍之介が服毒自殺しました。
芥川龍之介は、第一高等学校から東大というエリート。同期には菊池寛、久米正雄、土屋文明、渋沢秀雄らがいました。
1915年10月に『羅生門』を『帝国文学』に発表。
1916年、東大在学中に自らが菊池寛、久米正雄らと創刊した同人誌『新思潮』掲載の『鼻』が夏目漱石に絶賛されます。
その後、毎日新聞の社員となり創作に励み1919年に結婚。1921年ころから、体も精神も衰えてきます。

1925年には我が母校 御茶ノ水『文化学院』文学部講師に就任しています。
芥川がどんな講義をしたのか、若い学生たちに何を語ったのか、想像すると楽しくもあります。
残念なのは、御茶ノ水のあの地から文化学院の歴史ある建物がなくなってしまっていることです。

そして1927年7月24日未明、睡眠薬(青酸カリとの説もあり、)を飲んで自死します。
この睡眠薬は斎藤茂吉からもらっていたものだとのこと。

日本文学史に名を残す数多の作家が排出した時代、その中でも異彩を放つ作家でありました。

晩年の代表作『河童』にちなみ、その命日は『河童忌』と仲間たちにより命名され、鬼才 芥川龍之介を偲ぶ日となりました。

芥川龍之介の死から8年の後、親友 菊池寛が芥川の名を冠した新人文学書「芥川龍之介文学賞」いわゆる「芥川賞」を設けます。
この「芥川賞」は、毎年上半期・下半期の2回選考が行われ、現在2019年上半期 までで161回に及んでいます。

Akutagawa.ryunosuke
Yokohama045 [CC BY-SA 4.0], via Wikimedia Commons

7月24日 「河童忌」 関連 書籍・ビデオ

芥川作品では、やはり『侏儒の言葉』が好きです。
小説は若い頃読んだのであまり覚えていません。あ、北村薫さんの『六の宮の姫君』読んで、本家、芥川の『六の宮の姫君』は読み直しましたが。
これからぼちぼち再読して行きたいと思っています。
芥川龍之介の作品は青空文庫など、無料でも読めます。下記のボタンからぜひ読んでみて下さい。

ここでは、私のオススメする芥川賞受賞作品を紹介します。

芥川龍之介 関連書籍を Kidle で読む

郷 静子『れくいえむ』 (文春文庫 149-1) Kindle版


第68回(1972年下半期) 郷静子『れくいえむ』
もう何度かいろいろなところで書いているのですが、私が一番衝撃を受けた、私の心に響いた作品がこの郷静子さんの『れくいえむ』
出会ったのは大学受験のために受けていた通信添削の問題として取り上げられていたことから。
こまかなストーリーは今思い出せないのだければ、その静謐で美しくもあり、重く苦しい少女の思いが、ずっと心に残っている作品。

この作品を読めば、憲法改悪だの、戦争するだの、という思いは絶対に抱かないと思うのだが、そういう輩は、そんな感情すら理解はしないのであろう。


郷 静子『れくいえむ』 (文春文庫 149-1) Kindle版

柴田 翔『されどわれらが日々──』 (文春文庫 し 4-1) Kindle版


第51回(1964年上半期)  柴田翔『されどわれらが日々──』
私ももちろん記憶にはない、文献でしか知らない1960年前後の学生運動が背景となっている青春小説。
戦時中を描いた『れくいえむ』よりも、こちらの方が時代の雰囲気がわからないと理解できないことが多いかもしれない、と思う。
私にとっては青春の一冊。


柴田 翔『されどわれらが日々──』 (文春文庫 し 4-1) Kindle版

大江 健三郎『死者の奢り・飼育』 (新潮文庫) Kindle版


第39回(1958年上半期) 大江健三郎『飼育』
レビュアーの方が収録作を書いてくれていたので引用。
「死者の奢り」(1957)
「他人の足」(1957)
「飼育」(1958)
「人間の羊」(1958)
「不意の啞」(1958)
「戦いの今日」(1958)

大江健三郎の小説は、こうした初期の作品が好きです。
長編の『芽むしり子うち』も印象に残っています。


大江 健三郎『死者の奢り・飼育』 (新潮文庫) Kindle版

映画『トロッコ』 Amazon Prime Video

芥川龍之介『トロッコ』を現代に置き換え映画化した作品とのこと。
舞台は台湾。
監督 川口浩史、出演 尾野真千子、 原田賢人、 大前喬一 他


映画『トロッコ』 Amazon Prime Videoo

芥川龍之介の不朽の名作『トロッコ』を原案に、舞台を現代の台湾に置き換え“家族の絆” と“少年の成長”をまっすぐなまなざしで描く、珠玉の感動作。

7月24日「河童忌」の電子書籍 Amazon Kindle日替わりセール

閑話休題、本日のKindle日替わりセール3冊のご紹介です。
Kindleって何?って言う方は下記の記事をお先に読んでみて下さいね。
[clink url=”https://office-taku.com/amazon-kindle-reason.html”]

2019年7月24日 水曜日 の Kindle日替わりセール 3冊です。

手塚治虫『来るべき世界 1』 Kindle版


今の政権続いたり、改憲勢力のさばれば、こんな世界になりそうだな、と思うマンガ。


手塚治虫『来るべき世界 1』 Kindle版

シベリカ子『おいしいロシア』 (コミックエッセイの森) Kindle版


ロシア料理、といってもボルシチくらいしか食べたことないのですが、大好き。立ち読みで最初のボルシチの部分読みました。これは役にたちそうなので、ポチッとします。


シベリカ子『おいしいロシア』 (コミックエッセイの森) Kindle版

中村 恒子『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』 Kindle版


著者 中村恒子さんは、昨2018年6月に出版された時点で89歳の現役 精神科医。その中村さんの話しを同じ精神科医の奥村弘美さんが聞き取りまとめられた本。これも読みたい!


中村 恒子『心に折り合いをつけて うまいことやる習慣』 Kindle版

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