こんにちは。
@OfficeTAKUです。
スクラッチ (Scratch) 楽しいですね。
何よりブロックを組み合わせて行くだけでプログラミングでき、ネコを思い通り動かしたり、音を鳴らしたりして、簡単なゲームなんかができるのですから。
今まで、ドットインストールさんの動画と、書籍『小学生からはじめる わくわくプログラミング』で少しだけ遊んでみました。
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頭が固い、創造力が乏しいため、なかなか自分でオリジナルな作品を作るまではいけません。もう少し書籍などで勉強したいな、と思い手にしたのが今回の『親子で学ぶ プログラミング超入門 ~Scratchでゲームを作ろう!』という書籍です。
『親子で学ぶ プログラミング超入門 ~Scratchでゲームを作ろう!』星野尚 著 阿部和広 監修
著者の星野尚さんはプログラミング教室の代表でもあり、エンジニアでもあり元高校の先生もされていて、那須町プログラミング教育推進スーパーバイザーなどを努めておられます。
監修の阿部和広さんは日本でScratchと言えば最初にお名前の出てくる方であり、私が最初に手にしたScratch本『小学生からはじめる わくわくプログラミング』の著者でもあります。
本書は全7章、最初の1章〜3章がプログラミングについての解説、4章〜6章が実際にScratchを利用してのプログラミング、第7章がScratchの後の次のステップについて書かれています。
プログラミングとはがわかりやすく解説されている1章〜3章
ある、4人家族の朝食の風景の漫画からスタートします。
その家族 伊東家は、小学校3年生のはるとくん、はるとくんのお姉さん 中学校1年生のあおいさん、それにパパ、ママという構成。
ママ曰く「お隣の健太くんががプログラミング教室に通い始めた」、「2020年からプログラミングが必修になる」「はやくしないと乗り遅れる」と言い出します。はるとくんも「夢はゲームクリエータ」と言いいます。
ママの強い要望で、パパが友人でありプログラミング教室の先生でもある星野さんに相談し、星野さんが家にやってきてくれて…
そこで、星野さんのプログラミングについてとは、から始まります。
最初の3つの章の解説はとてもわかり易くかかれています。まさに何も知らない文系人間にはうってつけです。
伊東家のママのように、2020年からプログラミング教育の必修化に不安を覚える方や、Excelでマクロは使っているけど実は考え方自体よくわかっていない、という方は参考になると思います。
伊東家と星野さんのやりとりの漫画が節目節目で登場し、方向をしめしてくれます。
失敗することが大切、トライ・アンド・エラーを繰り返すことが大事、という点がしっかりと伝えられているのもよいと思いました。
対戦型ゲームを作りながら学ぶ4章〜6章
第4章からのScratchでのプログラミングのパートですが、まずScratchの画面の名称から、各エリアの役割、プログラミングの流れ、ブロック操作のコツ、など、丁寧に解説されています。『よくわかるエクセル入門』などのテキストのような形式で書かれていますので、大人にはわかりやすい構成になっています。
『スターキャッチャー』というゲームを作りながら、Scratchの、プログラミングの書き方を学ぶことができます。
わかりやすく書かれてはいるのですが、できれば、設計・処理の流れについては、平文とは別に、フローチャートのような形で頭の中が整理できるような図式化がされていれば、大人にはよりわかりやすかったかと思います。
『小学生からはじめる わくわくプログラミング』は、子どもが見ながら、実際に操作して、プログラミングの数をこなしていく、という感じでした。理屈よりも実際に動かして作りながら吸収していける子どもにはぴったり。
一方、頭が固く、意味や理屈を求める大人 (文系、プログラミングなんてわからない)には本書の方が理解しやすいと思いました。
第7章では、さらなるプログラミングの世界への導入として、いろいろな言語などが紹介されています。
付録として Google Chromeのインストール方法とScratchサイトのアカウント作成の手順も掲載されています。こちらも初心者にとっては親切です。
プログラミングに縁がなかった大人が最初に手にとるべき一冊
プログラミングなんてあまり縁がなかったけど、プログラミング、特にScratchに興味を持った大人が、最初に手に取る一冊としては最良の一冊だと思います。
お子さんがいるいないにかかわらず、プログラミングって?スクラッチって?興味を持ったなら、ぜひ読んで、スクラッチを楽しんでみて下さい。
プログラミング関連書籍に関しては下記もご参照下さい。
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