こんにちは。
IC3 認定インストラクター @OfficeTAKU です。
コンピュータとインターネットに関する基礎知識とスキルを総合的に証明する国際資格IC3。
Internet and Computing Cre Certification という名称の頭文字で IC3 です。
知名度としてはMOS(Microsoft Office Specialist)や日商PC検定、P検ほどではありませんが、うたい文句どおり単にPC操作スキルだけではなく、幅広くITリテラシーを身につけることができる現代にマッチした資格です。
MOSと同じく Certiport が運営、日本では株式会社オデッセイコミュニケーションズがその運営・実施ににあたっています。
不肖 私、「IC3認定インストラクター」 として認定していただいています。
その名に恥じないようにと、いつも心の片隅では思うものの、いつまでたっても反省ばかりの日々をすごしております。
IC3 GS6 (アイシースリー グローバルスタンダード 6)
本年 2022年8月より、新しいバージョン GS6(グローバルスタンダード 6)がリリースされました。
早く受験しなければ… と、思いつつ年も押し迫った先日 12月6日に受験してきました。
ガラッと変わった GS6 試験
このGS6より大幅な変更がなされました。
従来のIC3試験(GS5まで)は、下記の3科目に分かれていました。
- コンピューティング ファンダメンタルズ
ハードウェア、ソフトウェアの基本知識 - キー アプリケーションズ
文書作成、表計算、プレゼンテーションの基本操作 - リビング オンライン
インターネット、ネットワークの基礎知識
ところが、GS6 では、
- レベル1
- レベル2
- レベル3
という3科目になりました。
詳細な出題範囲は、こちら(IC3公式サイト)にてご確認ください。
3科目合格すると「デジタルリテラシーマスター」として認定されます。
IC3 GS6 試験内容について
出題内容については守秘義務の関係上詳しくお話しすることはできませんが、簡単に GS6 試験の感想など。
なお、言うまでもないことですが、あくまでも個人の感想ですのであしからず。
- デジタル社会、ネットワークでのコミュニケーションを前提とした中での 個人の意識が問われる内容となった。
- 単なるハードウェアやアプリケーションの操作スキルを問う問題は少なくなった。
- 3つのレベルの境界があいまいな感じを受けた。
問題文に書かれた状況を理解し、その状況でもとめられる操作・個人としての態度について、選択肢から妥当と思われるものを選択する。
問題文の内容を読みとき、考えなければならず、非常に頭を使いました。言葉の定義や概念が定まらない、解釈の幅が広いものもあり、迷う部分も多く、大変疲れました。
今回も3科目一気に受験しましたが、いままでは1時間程度で終えていたものが、1時間半程かかりました。
IC3 GS6 試験対策について
前回までは公式テキストも発行されており一通り学習の目安はありました。
しかし、今回のGS6に関しては公式テキストはまだ発売されておらす、公式サイトには下記の書籍が参考書籍としてあげられているのみです。
そのため、試験前日に前述の公式サイトの出題範囲に目を通しただけ。
かなり不安な状態で試験に臨んだ訳ですが、なんとか合格することができました。
有効な受験対策として考えられるのは、
- GS5の公式テキストの学習
- ITパスポート(テクノロジー系メインに)
- P検(2級程度)の知識問題
- 日商PC検定2級の知識問題
など、PC、ネットワークまわり全般
- SNSを初めとしてネットワーク上での態度やセキュリティ
- Teams,Zoom などを利用したミーティング等でのマナーやルール
をよく知っておく必要があります。
ミーティングツールの操作ではなく、どう円滑なコミュニケーションをはかるか、ということが重要です。
まとめ:IC3 GS6 (アイシースリー グローバルスタンダード 6)
IC3の試験内容の方向性は良いと思います。
現在のデジタル社会で生きていく上では必要な、考えなければならないことが多く出題されます。
テキストも問題集もない資格、逆に言えば、合格すれば貴重なものです。
これまでの知識を動員して、自分の頭で考えて問題に挑む。
楽しいですよ。
ぜひ、チャレンジしてみてください。