【レビュー】日々の記録にも勉強にも役に立つ『はじめてのグラフィックレコーディング』

書籍


こんにちは。
@OfficeTAKUです。

翔泳社さんの #ブックアンバサダー という企画に応募したところ見事当選!
翔泳社ブックアンバサダー大募集|翔泳社の本

今回で2回目の当選です。翔泳社さんありがとうございます。

今回は、久保田麻美『はじめてのグラフィックレコーディング』 をチョイスしました。

ちなみに前回はこちら
[clink url=”https://office-taku.com/202101/recommend/books/17425.html”]

久保田麻美『はじめてのグラフィックレコーディング』

絵心のない私。でも、仕事柄ビジュアルな表現をしなければならないことも多いのです。

先日もPowerPointの授業でビジュアル化の課題をやったばかり。
何年も同じパターンなので、少しは進化させないといけないのですが、なかなかうまくいきません。

この『はじめてのグラフィックレコーディング』、タイトルと表紙の絵をみて、これは読みたい、役に立ちそう!と思いました。
一抹の不安要素は、副題の「考えを図にする、会議を絵にする」の「会議」という言葉。
「会議」にはとんと縁のない生活をしているので、私には合わないかも、と。

しかし、そんな心配はありませんでした。
会議に縁がなくても、この本で得られるものは多く、とても役にちます。

特におすすめなのが、

  • 絵心がない、絵が苦手で、
  • 日々の生活の中での様々な記録を取りたいと思っている人
  • プレゼンテーション資料を作成しなければいけない学生やビジネスマン
  • 町内会や職場での案内やお知らせの作成や会議のまとめをしなければならない人

と、いったみなさん。

絵を書かずとも、文字だけでも表現の仕方で工夫することで、見やすく記憶に残りやすい表現が可能であることもわかります。

誰にでも役に立つ基本的な考え方から具体的なグラフィックノウハウ、実践まで

全7章で構成された本書

第1章は、グラフィックレコーディングの土台となる「ビジュアルシンキング」について。

第2章〜第5章までは、グラフィックの具体的なノウハウ

第6章はグラフィックレコーディングの実践について

第7章では、デジタル・グラフィックレコーディングと題してiPadを利用したデジタルでのグラフィックについて。

すなわち、第1章から第5章までは、会議を可視化して共有する、というような機会がない、そんな用途がない方でも誰にでも役立つ内容です。

さらに iPad などがあれば第7章を参考にデジタルでのビジュアルシンキングを実践できるわけです。

「ビジュアルシンキング」について

「グラフィックレコーディング」の土台となるのが「ビジュアルシンキング」です。

ビジュアルシンキングとは、
「考える」「描く」「見る」を行き来して頭の中を可視化する行為

著者は、ビジュアルシンキングのもたらす効果として、下記の3点をあげています。

  • 思考力が上がる
    思考を整理し、単純化・要約でき、全体を俯瞰でき、記憶に残りやすい
  • コミュニケーションが活性化する
  • 想像力が上がる
     頭の中のアイデアを形にできる、自己表現の道具になる、など

ビジュアルシンキングの使い方の例としては下記の4点

  • スケッチノート
     勉強や読書、情報発信など
  • アイデアスケッチ
     企画、アイデア発想、プレゼン資料作り
  • グラフィックレコーディング
     会議、ワークショップ、講演会など
  • グラフィックファシリテーション
     会議、ワークショップ、講義

コロナ禍、息が詰まる毎日ですが、でもコロナ禍がもたらしたよいことの1つに、各種の講演や講義などのオンライン配信が増えたことがあります。
今まで、地方だから、と諦めていたことが、可能になりました。

グラフィックレコーディングを活用すれば、そうした講演や講義を、より自分の中に取り入れ、血肉にすることができそうです。

3つの図形で9割のものは描ける

具体的なノウハウについてはぜひ本書を読んでみてほしいと思いますが、ひとつだけ紹介すると、これです。

絵を上手く描こうとしないこと。
対象物をシンプルな図形に変換する。

すなわり、丸、三角、四角を組み合わせることで身の回りのものの9割は描けるのです。

と、いうことで、練習したのが下記の写真。
iPadは残念ながらないので、Surface Pro 7 で Onenote で描いてみました。
お絵かきツールではないのですが、練習くらいはできます。
しかし、なんでこう上手く描けないんだろう。お恥ずかしいですがご笑覧ください^^;
久保田麻美『はじめてのグラフィックレコーディング』
巻末に著者の手になるアイコンなどが掲載されています。
なんと、このビジュアルライブラリーのアイコンは特典としてダウンロードできちゃいます!

著者 久保田麻美さんについて

著者 久保田麻美さんは、デザインコンサルティング会社でデザイナーをされている方。

詳細は下記の著者のnoteをご覧あれ。
かわいい絵とともにプロフィールが掲載されています。

もちろんグラフィックレコーディングの情報が詰まっています。

くぼみ📙はじめてのグラフィックレコーディング|note

下手でも楽しい、生活に役立つ

ビジュアルシンキングは勉強のまとめ、資格試験の勉強にも役立ちます。
もちろんある程度の練習は必要です。

グラフィックやデザインを謳っていながら、見にくい、読みにくい書籍もありますが、こちらはとても読みやすい仕上がりになっています。
どなたにでもおすすめできる一冊です。

さてと、この本を片手に、毎日練習に励むことにします。

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